“佐藤勝利が佐藤勝利であること”で生まれる笑い 「なんでだよ!」とツッコまずにはいられない愛らしい面白さ
timeleszの佐藤勝利の“面白さ”がついに見つかってしまった。これまで“顔面国宝”の異名を持つほど整った顔立ちゆえに、どこかイジってはいけない雰囲気すら漂っていた佐藤。だが、その面白さはファンの間ではすでに褒め言葉として「様子のおかしい佐藤勝利」などと言われてきた愛されポイントだ。一度知ったら、佐藤の一挙手一投足に注目せずにはいられない。そんな佐藤の面白さが世間に広く“知られるところとなった”きっかけは、『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)だろう。3月15日にオンエアされた同番組『風磨とタイムレスがパイまみれっすSP』でもその面白さは健在だった。
1つのことに集中するあまり不器用になってしまう佐藤勝利
この日、timelesz新メンバードッキリの仕掛け人となったオリジナルメンバーの3人。偽の冠配信番組を進行しようとするのだが、佐藤は緊張からか初っ端から番組名を噛んでしまい、意図せずひと笑いが起こってしまう。さらに、偽番組がキャンプ企画であったことから、ターゲットの橋本将生が「カレーは作ったことがないです、僕」と話し始めたにもかかわらず、「そっか、なるほど。では早速はじめていきたいと思います」とバッサリ。まったく話を広げなかった佐藤にスタッフからツッコミが入ると、「じゃあやるよ? これから」「全然やるわ、そんなん。広げてやるよ! じゃあ、次やりますからね。帰り遅くなりますから!」と躍起になって反論して、また笑いが生まれたのだ。
そして、次のターゲットである原嘉孝が「好きな食べ物は肉です」と答えるやいなや、「何のお肉が好きなんですか?」「どんな牛が?」「どの部位が好き?」と矢継ぎ早に問いかける佐藤に、今度はスタッフから「広げようとしすぎ」と茶々が入る。
思わぬところで勃発した「佐藤VSスタッフ」の構図に、長年の付き合いである菊池風磨が「変なこと言うからですよ」「そっち(話を広げること)に頭がいっちゃってるから」と苦笑い。菊池は佐藤の性格上、こういうことになると予想がついていたのだろう。「俺はいらないと思ってたんだよ!」「(スタッフが)『広げろ』って言ったから!」と怒り心頭の佐藤に、菊池が「超面白かった」とフォローしてなだめていた流れもまた笑いを誘っていた。
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SNSでは、timeleszの新メンバーオーディション番組『timelesz project -AUDITION-』(Netflix/以下、『タイプロ』)で話題となった“菊池風磨構文”(「〇〇忘れてるようじゃ無理か。◯◯はね、入れとかないと」)に続いて、「そっか、なるほど。では早速はじめていきたいと思います」の「佐藤勝利構文が生まれた」とファンの間で大盛り上がり。さらに、「佐藤勝利って、実は面白いのでは?」と気づいた視聴者に、ファンが過去の笑えるエピソードを共有する動きが見られた。
道理や法律を遵守する真面目さゆえに少しズレてしまう佐藤勝利
そんなファンたちがお気に入りのエピソードを披露していく中で、多くの人の心を掴んでいたのが、YouTubeチャンネル『放課後 GAMING LIFE』での“迷言”とも言える発言たちだ。特に「佐藤勝利、はじめての定番ゲーム」と題して『TETRIS® 99』、『Minecraft』、『スプラトゥーン3』を遊んでいる動画では、それぞれのゲームに対して新鮮な視点で佐藤らしいコメントが続々と飛び出していたことでも注目を集めた。
『TETRIS® 99』では、「みなさん、テトリスは横で消えます!」と、おそらくこの動画を観るほとんどの人がわかっているであろうルールを、瞳をキラキラさせながらドヤ顔で発表してみせる。後に、動画「2連鎖の貴公子・佐藤勝利!?テトリス®派3人で、ぷよぷよ™に勝利出来るか!?【ぷよぷよ™テトリス®2】」で、『ぷよぷよ』派であることが判明。そして、「ぷよぷよは色が関係ありますよね。テトリスは色関係ないのが、文化の違い!」と真剣に訴えていたのがまたおかしかった。
『Minecraft』では夜になると襲撃してくるゾンビに対して「武士道とか知らねぇな、このゾンビ」とぼやく場面も。また、なんとか夢のバルコニーを建築しようと切り株を並べては「とりあえず、これで俺の家できたな」と手応えを感じている様子も微笑ましかった。さらに「建築法に引っかからない限り、高くいきたいよね」と、誰もいない森の中かつゲームの世界にもかかわらず、人様に迷惑をかけないようにと謙虚な姿勢がまた笑えるのだった。
『スプラトゥーン3』においても、街の上空を飛行機が飛ぶ様子を見て「うわ、飛行場近いんだ。結構法改正大変だっただろうな」とポツリ。言っていることは間違っていない。だから“天然”というわけではないのだけれど、どんな状況でもその真面目な視点が変わらない真っ直ぐさに「なんでだよ!」とツッコまずにはいられない。