Hearts2Hearts デビュー SM ENTERTAINMENT、aespaに続いて“偶数ガールズグループ”を生んだ理由とは
SM ENTERTAINMENTの新ガールズグループ Hearts2Heartsが、2月24日にシングル「The Chase」でデビューした。
Hearts2Heartsは、SM ENTERTAINMENTからaespa以来5年ぶりとなる8人組のガールズグループだ。4人組のaespaに続いて、偶数人数で構成されるガールズグループが立て続けにデビューしていることが分かる。
ほかの主要事務所を見てみると、今年STARSHIP Entertainmentからデビューしたガールズグループ KiiiKiii(5人組)や、昨年デビューしたHYBE MUSIC GROUPレーベル・BELIFT LAB所属のILLIT(5人組)、さらにYG ENTERTAINMENT所属のBABYMONSTER(7人組)など、奇数グループが目立つのは明らか。こうしたなか、SM ENTERTAINMENTが偶数人構成のグループをデビューさせた背景にはどんな理由があるのだろうか。
まず、奇数/偶数それぞれのメリットとデメリットについて考えたい。
奇数グループのメリットは、センターを立てやすく、フォーメーションのバランスが取りやすいため、グループダンスを美しく構成できることだ。したがって、ダンスパフォーマンスのクオリティを重要視するK-POPシーンとの相性が良いと言えるだろう。またセンターをグループの“顔”として立てることで、認知を広げやすいというメリットもある。一方、デメリットはセンターに注目が偏り、ほかのメンバーが埋もれてしまう恐れがあることだ。
反対に偶数グループの場合は、対称的なフォーメーションを際立たせられること。さらに、少人数の場合にはメンバー全員を平等に目立たせることができる点も特徴的。しかし、センター不在のままではパフォーマンスの“焦点”が欠けるというデメリットもあるだろう。