TWS「僕たちを好きになる前に、まずはご自身を好きになって」 日本初ファンミで深めた“42”との絆

TWS、“42”との絆を深めた日本初ファンミ

 TWSが3月15日、16日に、東京・武蔵野森総合スポーツプラザ メインアリーナにて、グループ初となる日本でのファンミーティング『2025 TWS 1ST FANMEETING <42:CLUB> IN JAPAN』を開催した。本稿では16日に行われた最終公演の模様をレポートする。

 今回のファンミーティングのコンセプトは、彼らが主宰するサークル「42:CLUB」。TWSの“始まりの曲”でもある「Oh Mymy : 7s」のインストゥルメンタルをBGMに、メンバー6人が学校のような場所で出会った友達を「42:CLUB」に誘うオープニングVCRで幕が上がった。メンバーは中央の扉から登場するや否や、「YOU+ME=7942」のパフォーマンスで42(サイ/ファンの呼称)を歓迎。「42とTWSだけの空間、42:CULBの扉が大きく開きました!」(SHINYU)と元気いっぱいに「42:CLUB」への入会を祝福した。

『2025 TWS 1ST FANMEETING IN JAPAN』(P)&(C) PLEDIS Entertainment

 この日、TWSはひとつずつ「僕たちだけのルール」を制定。「一緒に楽しく遊ぶ」(YOUNGJAE)、「ストレス発散」(JIHOON)、「水をたくさん飲みながら公演を観る」(HANJIN)、「叫び声は無条件に大きくする」(KYUNGMIN)、「TWSを愛してあげる」(SHINYU)と思い思いにルールを紹介したなか、「誰よりも楽しく遊ぶ」と約束したDOHOONには“スペシャル42”としてMCを務めた古家正亨からは「アニメキャラのイケボで『遊ぼうぜえ!』と言ってほしい!」とのリクエストが。これに対してDOHOONは、無茶振りにもしっかり応えるエンターテイナーっぷりを見せていた。

 続いては「42:CLUB」の入団式。TWSと42が呼吸を合わせ、過半数の42が選んだ選択肢がどちらかをメンバーが当てるバランスゲームで入団資格を確かめるというものだ。ゲームではまず、「試験期間中の42がTWSにやってほしいことは?」と、学生層も多い会場の42に向けた問いが。ほかのメンバーが「問題を解かずに一緒に遊ぶ」を選んだのに対し、たったひとり「問題の答えはわからないけど『頑張れ』と応援する」を選んだHANJINは、「僕はいつも『まずは自分自身の生活をちゃんとできるようにすべき』『自分自身を愛してからTWSのことを愛してほしい』と言っていますよね」と力説。しっかりと軸を持った意見で、「問題を解かずに一緒に遊ぶ」を選択した5人と熱い議論を交わしていた。

 また、2問目の「42がTWSに惚れた瞬間は?」では、「A:甘い歌声で告白のセレナーデを歌う時」「B:淡々とした表情で迫力あるダンスを踊る時」の2択が提示された。「わからないから実際にやってみよう」と実演するのに挙手したKYUNGMINは、甘い歌声と見事な日本語でYUIの「CHE.R.RY」を熱唱。続くJIHOONは、西野カナ「Darling」を披露してくれた。Bの実演ではメンバー全員で「Double Take」を披露し、即興でも息ぴったりなパフォーマンス力を発揮。最終的にAを選んだYOUNGJAEが、「先ほどJIHOONくんが(「Darling」を)歌ってくれて、なんか惚れちゃいました」と頬を緩ませていたのがハイライトだ。

 入団式では、SHINYU、YOUNGJAE、KYUNGMINが正解数トップに。最終的にじゃんけんでKYUNGMINが優勝したが、「僕はグーを出すよ」と宣言しながらしっかりとチョキを出したシーンは、SHINYU、YOUNGJAEの年上メンバーふたりを見事に翻弄したKYUNGMINの賢いマンネ(末っ子)っぷりを堪能できた瞬間だったのではないだろうか。入団式を無事に終えたTWSは、日本での初ショーケース時にも披露した「BFF」でステージを端から端まで駆けまわり、センターステージへ。続く「first hooky」でも、スタンド上部にまで大きく手を振り、会場全体を巻き込んで盛り上げる。

 42を大いに魅了したのは、中盤に配置されたユニットによるカバーパフォーマンスだ。SHINYU、DOHOON、YOUNGJAEのヒョンライン(年上チーム)は、所属するPLEDIS Entertainmentの先輩・SEVENTEENからのユニットBSS「CBZ (Prime time)」を、HANJIN、JIHOON、KYUNGMINのマンネライン(年下チーム)は、NCT Uの「Make A Wish (Birthday Song)」をカバー。衣装やモニターの映像まで本家をリスペクトした再現度とカバーだからこそ見られる新たな表情に、会場にはこの日いちばんの歓声がこだましていた。さらに、全員が王子様風の衣装に着替えて披露した、After Schoolの迫力あるダンスナンバー「Bang!」のカバーでは、デビュー2年目に突入して“新人”から経験を積んだアーティストへと進化し続けるTWSの成長を感じることができたように思う。

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる