TWS「僕たちを好きになる前に、まずはご自身を好きになって」 日本初ファンミで深めた“42”との絆

TWS、“42”との絆を深めた日本初ファンミ

 まだまだ盛りだくさんのコンテンツが控える後半では、「42:CLUB 運動会」を開催。前半のゲームで優勝したKYUGMINが好きなメンバーを選べるシステムでチーム分けが行われた。KYUNGMIN本人の「じゃんけんで負けたふたりが僕と同じチーム」という希望によりじゃんけんをした結果、偶然にも先ほどの「CBZ (Prime time)」チームと「Make A Wish (Birthday Song)」チームに二分された。「早くミッションを終えたチームが勝ち」「負けたチームはかわいい罰ゲームあり」という本気の対決を楽しんだ。結果、「ふたり縄跳び」でのSHINYUとDOHOON、「フラフープミッション」でのYOUNGJAEの活躍により、「CBZ (Prime time)」チームが見事に優勝。負けた「Make A Wish (Birthday Song)」チームは、HANJINがクマ、JIHOONがネコ、KYUNGMINがカエルの着ぐるみに着替え、その後、「CBZ (Prime time)」チームもSHINYUがペンギン、DOHOONがオオカミ、YOUNGJAEがナマケモノの着ぐるみを選択。着ぐるみに合わせてナマケモノのようなゆっくりとした動きを見せていたYOUNGJAEの愛らしさには、会場全員の顔に自然と笑みが溢れていた。

『2025 TWS 1ST FANMEETING IN JAPAN』(P)&(C) PLEDIS Entertainment

 その後も、「If I'm S, Can You Be My N?」、さらに、アリーナ後方から登場して観客の間近でパフォーマンスした「Highlight」がラストスパートを飾り、会場を歓声の渦に包む。「こうやって42の皆さんと一緒に過ごすと、本当にあっという間ですね」(SHINYU)と寂しそうな表情を見せつつ、最後には「Last Festival」で会場を幻想的な雰囲気で魅了した。

 アンコールでは、揃いのデニムのサロペットを着こなし、デビュー作品となる1stミニアルバム『Sparkling Blue』タイトル曲「plot twist」で登場したTWS。SHINYUが髪や胸元にかわいらしいリボンをつけていたり、KYUNGMINがサロペットの左足に自分で描いたというミーアキャットとひよこを見せてくれたり、HANJINがポケットにメンバー6人全員のアクリルスタンドを入れていたりと、衣装にもそれぞれのこだわりが見える。

 HANJINはファンミーティングが終わることを「悲しい」と言いつつも、「これは終わりではなく、僕たちだけの新しいスタートだ」と表現。「今日僕が見ているこの光景、デビュー前にすごく思い描いていた光景です」「これからもたくさん楽しいステージを準備していますので、42の皆さん、楽しみにしていてください!」と明るい表情で宣言した。JIHOONは、「(僕は)何かに依存することなく自分で決めるほうですが、今や42の皆さんがいなきゃダメだなって思います」「本当に皆さんのことを大切に思っています」と熱のこもった瞳で会場を見渡した。DOHOONは「この場にソンスさんとヨンスさんがきてくださっていると聞いています。僕たちをデビューさせてくださってありがとうございます」と、PLEDIS Entertainmentのハン・ソンス マスタープロフェッショナル(MP)と、新代表キム・ヨンスに感謝を告げた。

 ここでHANJINが、「もうひとつ言いたいことがあります」「TWSはとてもポジティブなチームです」「僕たちを好きになる前に、まずはご自身を好きになってくださいね」と、再度42に“自分を大切にすること”を呼びかけた。1月に19歳になったばかりの彼から念を押すように語られたこの言葉は、“推し活”に勤しむすべての人たちに宛てることができるメッセージだ。6人はこの日、「Fire Confetti」と「hey! hey!」で最後の最後まで盛り上げ続けた。

 こぼれ話だが、彼らが最近覚えた日本語は「こだわり」(YOUNGJAE)、「450円」(DOHOON)、「優しい」(SHINYU)、「青春」(JIHOON)だという。今回のファンミーティングでは、昨年のデビューショーケースで流暢な日本語を話していたYOUNGJAEだけでなく、メンバー全員の日本語力が格段に向上。一部、通訳なしでも自分の言葉で想いを伝えていたことにとても驚いたのと同時に、そこには想像もできないほどの彼らの影の努力を垣間見た気がした。イベントの最後には、今年7月に日本デビューが決まったという嬉しい知らせも発表されたが、ファンミーティングを通じて42との絆をさらに深めたTWSなら、きっと日本の活動でも大成功を収めることだろう。「42の皆さん、これからもずっと一緒だよ!」(HANJIN)――始まったばかりのTWSと42の物語は、この日、ゆっくりと次章に進み始めた。

『2025 TWS 1ST FANMEETING IN JAPAN』(P)&(C) PLEDIS Entertainment

TWS、名実ともにK-POP史上に名を刻む“スーパールーキー”に 新時代を牽引したデビューイヤーを振り返る

SEVENTEENの弟分として注目を集めるTWS。今年1月にHYBE MUSIC GROUPレーベル・PLEDIS Entert…

TWS、“最高の新人”としての成長表れたシングル完成 「どれだけステージに本気のチームか知ってほしい」

WSが11月25日に1stシングル『Last Bell』をリリースし、同日に発売を記念したメディアショーケースを韓国にて開催。同…

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる