星街すいせい、白銀ノエル、角巻わため、赤井はあと……『hololive 6th fes.』STAGE1で世界に発信したホロライブの輝き

VTuber事務所 ホロライブプロダクションの人気メンバーが一堂に会する全体ライブ『hololive 6th fes. Color Rise Harmony』が3月8日、9日の二日間、千葉・幕張メッセ国際展示場 展示ホール9〜11で開催。ホロライブを代表する一人、星街すいせいがオープニングを飾った初日STAGE1は、総勢20名のホロメンが出演。オリジナル曲やカバー曲で、おのおの魅力を世界に向け発信した。
オープニングを飾った星街は、客席の中央に上から降りて来たボックス型のステージでパフォーマンス。開会宣言の代わりに「Stellar Stellar」を高らかに歌唱。「みんな行くよ!」と声を掛けると、STAGE1の出演者が前方と後方のステージに分かれて登場。『hololive 5th fes.』の全体曲「Capture the Moment」を歌い、『6th fes.』の幕が切って落とされた。
「幕張のみんなにお注射しちゃうぞ!」と、ハイテンションでステージを駆け回った博衣こより。IOSYSらしい電波ソング「シアワセ√コヨリニウム」で、会場は〈実験だ!実験!〉という大合唱。続くクレイジー・オリーは「かかってこいや!」と、巻き舌でヤンチャ全開。じんの「チルドレンレコード (Re:boot)」で熱いステージを繰り広げた。
最初のコラボは、夏色まつり/桃鈴ねね/ラプラス・ダークネスの3人で、「アイドルライフスターターパック」(iLiFE!)をカバー。元気なダンスとかわいくキャッチーな歌声に、会場は〈うりゃおい!うりゃおい!〉とコールを叫びながらペンライトを振る。3人のMCでは、「みんなの心のエナジードリンク」(桃鈴)など、それぞれキャッチフレーズを交えて自己紹介し、ソロで何を歌うかなどをワチャワチャとトークし、「このあともホロメンが歌って躍るから応援よろしくね!」と、会場に呼びかけた。
そんなMCでも沸かせたラプラス・ダークネスは、ステージにファイアーボールが噴き上がる演出を交え、Neruの名曲「東京テディベア」で、会場をダークロックの世界に引きずり込む。16曲目にソロで登場した夏色は、当日に配信したばかりの新曲「ラヴレター」を披露。笑顔なのに涙を流しているような、狂気と愛情が入り交じった独自の世界観で会場を圧倒し、観客は息を飲んで静かに聴き入った。また桃鈴も終盤の20曲目にソロで登場。発表したばかりの新曲「LOVE受信、ヒクツ発信」を振り付けと共にかわいく歌い上げ、最後に〈ねねビーム〉を〈ばっきゅ〜んっ!〉して会場を虜にした。
姫森ルーナは、「ぐるぐる@まわる@まわルーナ」と「守護ってルーナイト」をメドレー。「みんな回るのだー!」と声を掛け、ペンライトを回す観客と共に〈まわるまわる〉〈ぐるぐる〉とひたすら連呼。舌足らずな姫森独特の中毒性で会場を巻き込み、「跪きなさい!誓いなさい!」との御言葉に、観客は騎士になって剣(ペンライト)を掲げた。
フワワ・アビスガード/モココ・アビスガードの双子は、「ヘイ!マクハリ!」と声を掛け、「Born to be "BAU"DOL☆★」を熱唱、〈BAU!! BAU!!〉と会場と掛け合い、初の『hololive fes.』を楽しむ。11曲目に登場した際には、TVアニメ『戦姫絶唱シンフォギア』で水樹奈々と高山みなみが歌った名曲「逆光のフリューゲル」をデュエット。敵をキックするような動きを交えたダイナミックな振り付けと共に聴かせ、双子ならではのハーモニーでも会場を沸かせた。
白銀ノエル/不知火フレアは、コラボでお互いの曲をメドレーで。不思議な吸引力で思わず何かを買ってしまいそうな気持ちになる「大還元祭!夢のフレアチャンネル!」は、〈ごいごい ごごごい!〉と会場が大合唱。会場から「団長!」と声がかかった白銀は「Wander!」を歌い、「みんな最後まで楽しんでね!」とコメント。MCでは「『2nd fes.』でも2人でMCをした」と話し、そのときにはできなかったこととして会場でウェーブを。客席が大きく波打つ様子に感嘆の声を上げた。白銀は次のブロックで「イタズラーニャ!」を歌い、ポップな曲調とかわいい歌声で会場を魅了。不知火は14曲目で「Funfair」を披露し、高速の早口メロディに会場が大歓声で沸く場面もあった。
ネリッサ・レイヴンクロフトはオリジナルソング「Say My Name」を。「アーユーレディー?」と声を掛け、80’sテイストのディスコビートに乗せ、セクシーなパフォーマンスを繰り広げた。続く角巻わためはIRySと、TVアニメ『幼女戦記』のテーマソング「Los! Los! Los!」(悠木碧)をコラボ。2人の歌唱力だからこその選曲と圧倒的な歌声に、大いに沸いた会場。MCでは同曲の歌詞になぞらえ、「我々の任務は何だ?」(IRyS)、「歌って踊ることです!」(角巻)と、『幼女戦記』コントを展開。客席に向かって「お前たちに新しい任務を与えよう!」(IRyS)と言って、会場をペンライトで色分けするなどで一体感を高め合った。
Superflyの「覚醒」をカバーしたシオリ・ノヴェラが渾身のロングトーンで会場を沸かせたブロックでは、赤井はあと/姫森ルーナ/博衣こよりが、「ハレ晴レユカイ」でコラボ。お馴染みの振り付けも完璧にこなし、アニメファンも納得の完コピぶりで会場を熱狂させた。続くMCには、博衣こよりとフワワ・アビスガード/モココ・アビスガードが登場し、博衣が「フワモコちゃん、初fes.おめでとう」と声をかけると、「緊張した」「でも幸せ」とコメントした2人。そんな2人は“魔界乃番犬”という出自であることからコール&レスポンスも犬寄りで、観客も「バウバウ」「ワオ〜ン!」と犬になりきった。