ILLIT、SEVENTEEN、Stray Kids、RIIZE、TREASURE……日本の映画/ドラマに起用された楽曲たち
宮世琉弥が映画単独初主演を飾ったことでも話題となっている、3月7日公開の映画『顔だけじゃ好きになりません』。その主題歌に起用されているILLITの新曲「Almond Chocolate」が2月14日にリリースされた。映画は、学校一顔が良い奏人先輩を“推し”として見ていた久間田琳加演じるオタク女子・才南が、推しのSNS運営をする“中の人”になったことでストーリーが始まるというラブコメディ。〈“推し”は癒し 飽きず尊い〉とストレートな言葉を歌詞に用いる等、物語をそのまま音楽に落とし込み、推し活する“オタク”の誰しもが共感できるような楽曲に仕上がっている。
ほかにも、これまでさまざまなK-POP作品が日本の映画やドラマに起用されてきた。たとえば、2024年10月に放送がスタートした、綱啓永主演のドラマ『未来の私にブッかまされる!?』(NHK総合)の主題歌には、SEVENTEEN「消費期限」が起用。最初こそ、作品と楽曲がどうリンクしていくのか気になる組み合わせだったが、ドラマで主人公が懸命に生き抜くさまと、「感情に消費期限があるのなら」という新観点から書かれた歌詞、さらには、聴く人の心を動かすメロディがピッタリとリンクしていたと思う。
2024年4月に放送スタートした、赤楚衛二主演、錦戸亮も出演したドラマ『RE:リベンジ-欲望の果てに-』(フジテレビ系)では、本作のために書き下ろされたStray Kidsの「WHY?」が物語を彩った。巨大病院で巻き起こる権力争いをきっかけに、ドロドロとした人間関係や事件の模様が描かれ、人間の“欲望”がむき出しになっていくこのリベンジサスペンスに、Stray Kidsが得意とする重厚感あるリズミカルなサウンドが相乗効果を生み、聴く者をドラマの世界に引き込んだ。