ILLIT、SEVENTEEN、Stray Kids、RIIZE、TREASURE……日本の映画／ドラマに起用された楽曲たち

　デビュー以降、勢いを増し続けているRIIZEは、2024年7月にスタートした髙橋ひかる主演の土曜ナイトドラマ『顔に泥を塗る』（テレビ朝日系）の主題歌に抜擢。同作はRIIZE初の日本ドラマ主題歌となった。“人生逆転ラブストーリー”と名を打つ物語のなかで、モラハラ男に変貌した彼氏に立ち向かう主人公・美紅が前に踏み出し始める姿に、「もし違う人生を生きたとしても、必ず君に出会って恋をする」というまっすぐな思いが綴られた楽曲「Same Key」が重なることで、物語への共感をより一層強めていたように思う。

　TREASUREの「REVERSE」は、2024年7月より放送されたドラマ『伝説の頭 翔』（テレビ朝日系）の主題歌に起用。これまでも『HiGH&LOW』シリーズや『東京卍リベンジャーズ』など、数々のヤンキーを描いた作品の主題歌が話題となってきたが、痛快不良漫画とTREASUREが得意とするヒップホップチューンや勢いよく前進していくような歌詞がぴったりとマッチし、これまでにない化学反応を生んでいた。10人中3人が日本出身で、彼ら以外にも日本語が堪能なメンバーも多いTREASUREは、日本の作品との親和性も高いように感じる。

　作品の世界をより魅力的に映し出す主題歌たち。ぜひ、主題歌とのつながりにも注目して映画やドラマを楽しんでみてはいかがだろうか。