ILLITデビュー、TWICE大規模ツアー、aespa躍進、BIGBANG復活……2024年 K-POPシーンを振り返る
2024年は、K-POPシーンの歴史に深く刻まれた1年だった。本稿では韓国4大事務所の注目トピックをなぞりながら、昨年を振り返っていく。
HYBEからは、HYBE MUSIC GROUPレーベル・PLEDIS Entertainmentより1月にTWSが、HYBE LABELSのひとつであるBELIFT LABから3月にILLITがデビュー。TWS「Plot Twist」が韓国の音楽番組で5冠を獲得し、韓国チャート「CIRCLE CHART」の「2024年上半期デジタル/ストリーミングチャート」で2冠、ILLIT「Magnetic」がSpotifyで歴代K-POPグループのデビュー曲史上最速で4億回再生突破と、それぞれ大躍進を遂げた。
6月以降にはBTSのJINとJ-HOPEが兵役履行を終えて除隊し、活動を再び活発化させたことも嬉しい知らせだった。除隊の度に話題となったメンバー同士の微笑ましい再会シーンや、JINの初ソロアルバム『Happy』のリリースならびにショーケース開催、除隊直後に軍服を着たまま行われたJ-HOPEの生配信などは、BTSがいる日常を私たちに久々に感じさせてくれるものだった。
JYP Entertainmentでは、デビュー10年目に突入したTWICEがグループ史上過去最大規模のワールドツアーを開催。2023年4月から2024年7月にかけて世界14カ国をまわった本ツアーは、約150万人ものONCE(TWICEファンの呼称)を動員して大成功のうちに閉幕。10年選手であるTWICEの人気と存在感を世界中にあらためて周知する機会となった。
一方、9thミニアルバム『ATE』で史上初の米Billboardチャート「Billboard 200」で5作連続1位を達成し、世界的人気を確立したStray Kidsは、7月に全員が事務所と再契約したことを発表。8月には自身最大規模の12の国と地域でのワールドツアー開催、アメリカ・シカゴで行われたフェス『Lollapalooza』への出演など、止まらぬ活躍を見せた。12月13日リリースの最新アルバム『合 (HOP)』では独自の新ジャンル“SKZHOP”を拡張し、比類ない音楽スタイルを築いている。