BUDDiiS「Iris」、初のドラマ主題歌がバイラルヒット ミニマルなバラードで楽しめるボーカルの魅力
そんな中で面白いと思ったアプローチは、フレーズ終わりでバックトラックが空白になったところでブレスし、次の歌い出しと一緒にバックトラックが再開するパターン。この“空白”こそ、この楽曲の最大のポイントで、歌うメンバーが入れ替わる中でも、ずっとボーカルに集中して聴けるという効果に繋がっていることに加え、それぞれの声質の違いが明確にわかる理由にもなっている。また、言葉の母音に余韻が感じられ、メンバー一人ひとりの吐息までも楽曲の要素として聴かせているのも、前述した空白効果によるもので、そこがこの曲の持つ崩れ落ちる一歩手前のような脆さ、そこで踏みとどまる強さ、そしてやりきれない切なさを増幅させている。また、後半へ向け、クレシェンドがかかっていくようにスケールアップしていくコーラスワークにも注目してほしい。特に、ラストサビでのユニゾンは、張り詰めていた感情が溢れ出したような、抗えない激しさを感じる。
2021年以降、じつに様々なジャンルの楽曲にチャレンジしてきたBUDDiiSだが、初のドラマタイアップ曲である「Iris」で、これまでのイメージとは異なる成熟した音楽性を打ち出したことが、ファン層を確実に広げたと言えるだろう。それが証明されたのが、今回のバイラルチャートだったと思う。BUDDiiSのさらなる進化に期待が募る。
※1:https://charts.spotify.com/charts/view/viral-jp-daily/2025-02-12
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