ONE LOVE ONE HEART 久昌歩夢、洸瑛、飯塚瑠乃、藤咲碧羽インタビュー 子どもから大人への一歩を踏み出す成長の軌跡
![ラブワン、大人への一歩](/wp-content/uploads/2025/01/20250125-loveone-99.jpg)
男女混合9人組グループ・ONE LOVE ONE HEART(以下、ラブワン)が、1月29日に3rdアルバム『ゆれる青春』をリリースした。同作は子どもから大人へと成長し、進化していくラブワンを表現した作品で、「まだまだ未熟でガムシャラに突っ走るONE LOVE ONE HEART」と「大人への一歩を踏み出した、色気と深みのあるONE LOVE ONE HEART」の両方が楽しめる。
そんな同作について、メンバーの久昌歩夢、洸瑛、飯塚瑠乃、藤咲碧羽に語ってもらった。(高橋梓)
ネガティブな時はLOVEARTの存在が支えになる
![ONE LOVE ONE HEART](/wp-content/uploads/2025/01/20250125-loveone-04.jpg)
ーー3rdアルバムのリリース、おめでとうございます。同作では少し大人になった皆さんが見えますが、活動の中で実際に「大人になった」と感じる瞬間はありますか?
洸瑛:対バンのイベントに出演した時に、年下の子がいると「大人になったな」と思います。僕たちが一番年下だったことがこれまでは多かったので、うちの最年少の碧羽ちゃんや歩夢よりも年下のメンバーがいるグループと出会うと「成長したんだなぁ」って。
藤咲碧羽(以下、藤咲):たしかに!
洸瑛:先輩風を吹かせてみたい気持ちもありつつ、どう頑張ってもそよ風くらいしか吹かせられなくて(笑)。でも、この間初めて中学生の子にご飯を奢りました!
久昌歩夢(以下、久昌):ウェーイ!
飯塚瑠乃(以下、飯塚):(拍手しながら)大人への一歩!
洸瑛:でも、やっぱりそよ風止まりだった(笑)。
ーー立派な先輩ですね! ちなみにメンバー内での先輩・後輩のような関係性はあるんですか?
洸瑛:僕らの中では結構フラットだよね?
藤咲:うん。全然ないよね。
飯塚:みんな同い年みたいな感じ。
久昌:瑠乃はなんなら僕より年下みたい(笑)。子どもっぽいんでいつもお世話しています。
飯塚:されてないから(笑)!
ーー(笑)。そんな皆さんがリリースする『ゆれる青春』ですが、まずは「物語はここから」について質問させてください。藤咲さんが歌っている始まりの部分には、「誰に、何回、何と言われても自分が思うように突き進んでほしい」というリスナーへのエールが込められているとのこと。一方で、皆さんは活動をしていく中でネガティブな反応を受けてしまうこともあったそうですね。
藤咲:そうなんです。私の場合は最近そういう経験をしたのですが、2日くらい悲しい気持ちを引きずってしまっていたんです。でも、「そう思われるくらいたくさんの方に見てもらえたんだよ」とスタッフさんに教えてもらって、「そういう考え方もあるんだ」と気持ちが楽になりました。しかも、そういう人から守ってくれるLOVEART(ONE LOVE ONE HEARTのファンの呼称)の方がいるんですよ! なので、ネガティブな反応を受けるようになってから、逆にLOVEARTの皆さんを大切にしよう、メンバーを大切にしようという気持ちが芽生えたり、守ってくれる方への愛が増えたりしました。
一同:(拍手しながら)素敵!
洸瑛:いやぁ、“ミディアムレア”ですね!
![久昌 歩夢、藤咲 碧羽、飯塚 瑠乃、洸瑛](/wp-content/uploads/2025/01/20250125-loveone-05.jpg)
![笹原 遼雅、佐々木 杏莉、矢嶋 由菜、イーチ、相原 一心の画像](/wp-content/uploads/2025/01/20250125-loveone-01.jpg)
ーーそれは“ステーキ”、ですね(笑)。
洸瑛:伝わった! ありがとうございます(笑)。僕もネガティブな反応を受け取ってしまうこともありますが、メンバーの顔を見たり、ステージに立った時にお客さんの顔が見えたりするとそれが支えになるんですよね。自然と忘れちゃうというか、乗り越えられるというか。
藤咲:しかも、TikTokでは私たちの撮影可能のパフォーマンス動画を乗せてくださっている方や、歌詞動画を作ってくださっている方がいて。それを見るのがめっちゃ楽しみなんです。そういうポジティブなものだけを取り入れています。
ーー同曲はYouTubeにMVがアップされていますよね。コメント欄では皆さんの歌声を称賛する声が多いですが、歌いこなすにあたっての裏話を教えていただきたいです。
藤咲:私は出だしの〈きっと〉が緊張してしまうので、とにかく「き」を一番強く歌うことを心掛けています。そして〈続きがあるから〉はロングトーンなのでどこでブレスをするか、どこでビブラートを切るか、などを考えて歌っていて。あとは、私とイーチの〈そうさ、何千回何百回〉というパートがあるのですが、タイミングが超難しいんです!
飯塚:あそこは難しいよね~。
藤咲:そこは2人で練習を重ねました。
ーーブレスの位置や、ビブラートを切る場所はご自身で考えられたのですか?
藤咲:そうですね。何でかわからないのですが、ブレスを入れずに一息で歌いたくなっちゃう日があるんですよね。
洸瑛:わかる、わかる! それでいざ歌ってみると、「あ、今日はイケない日だ」とかね(笑)。
藤咲:そう、そう! うまくブレスできなくなってしまう時もあるから、そうならないように自分で考えたり、ボイトレの先生と一緒に考えたりしました。
洸瑛:僕はこの曲からハモりのレコーディング方法を変えています。女子メンバーの下ハモを録ることが多いのですが、これまではハモりのメロディだけを聴いてレコーディングしていたんですね。でも今回は、女子メンバーが歌っているメロディを聴きながら録りました。そうすることで、声色やブレスを合わせられるので寄り添ってハモることができるんです。
久昌:ふーん……。
洸瑛:え、あんまりピンとこない?
久昌:いやいや。
洸瑛:歩夢にとっては当たり前だったとか!?
久昌:違う。なんかそういう部分でもラブワンってレベルアップしているんだなって思って。
洸瑛:びっくりしたー! 「ようやくここまで上ってきたか」って思ったのかと思ったわ(笑)。
久昌:そんなこと思わないよ(笑)!
藤咲:あ、あと私は〈切り開け今(yeah)〉の部分が今までのラブワンの楽曲で一番キーが高い気がするので、お風呂で毎日練習をしていました。レコーディングの時、最初はファルセットで歌っていたんですが、「地声でやれるんじゃない?」と言っていただいて、それから地声で歌うようになりました。
飯塚:高いパートなのに地声で歌えるのはすごい。