ONE LOVE ONE HEART 相原一心×イーチ×飯塚瑠乃×笹原遼雅×矢嶋由菜インタビュー 挑戦を繰り返した“青春”の日々

ラブワン、最新アルバムインタビュー

 1月17日、男女混合9人組グループ・ONE LOVE ONE HEART(以下、ラブワン)が2ndアルバム『愛せ、至極散々な僕らの日を』をリリースした。同作は「10代の青春」を凝縮したという、ラブワンならではの作品だ。キラキラと輝く幅広いジャンルの楽曲が詰まっており、聴き終えた頃には一つのストーリーを見た感覚にすらなってくる。

 リアルサウンドでは、より同作を楽しむため、相原一心、イーチ、飯塚瑠乃、笹原遼雅、矢嶋由菜にインタビュー。同作についてはもちろん、新しいスタートを切った彼らの素顔についても迫った。(高橋梓)

ラブワンの曲の中で1位、2位を争うくらい難しい(笹原)

ONE LOVE ONE HEART
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ーーまず2ndアルバム『愛せ、至極散々な僕らの日を』は、皆さんにとってどんな作品になっていますか?

相原一心(以下、相原):僕たちは2024年1月で結成から丸2年経つのですが、1年目の時とはまた違った顔が見えるアルバムになっています。1stアルバムは、1年目の時にやらせていただいた舞台『オノマトペ』に使われている楽曲がたくさん収録されていました。でも、2ndアルバムは2年目のラブワンの世界観が詰め込まれているというか。1stアルバムと比べると純粋でピュアな楽曲や、元気が出る楽曲、盛り上がれるような楽曲が多いと思います。僕たちにとってもすごく新鮮な作品ですね。

笹原遼雅(以下、笹原):男子メンバーだけの楽曲、女子メンバーだけの楽曲があったりするので、そこも楽しんでもらえると思います。

ONE LOVE ONE HEART『愛せ、至極散々な僕らの日を』Music Video

ーーそんな同作のタイトル曲「愛せ、至極散々な僕らの日を」は、前向きな歌詞と疾走感のあるメロディが印象的です。

イーチ:生きていると不安なことや葛藤がたくさんあるけど、あなたはあなたのままで良いんだよという歌詞が気に入っています。私も、歌やダンスが上手くいかなくて落ち込む時があるんですね。そういう時にこの曲を聴くと、「自分を求めてくれるファンの方がいるんだ」と勇気がもらえて、頑張ろうという気持ちが沸いてきます。パフォーマンスをするのも楽しいです。

相原:MVにも注目してほしいです。この曲のMVは2023年7月にリリースした「Fireworks」の続きになっていて、学園の青春感が繋がっています。「Fireworks」ではキラキラ感が全面に出ていましたが、今回は高校生ならではの葛藤や生活の変化が組み込まれています。楽曲自体は明るいのですが、MVとあわせて聴くことで「変わっていく切なさ」も感じられると思います。

笹原遼雅
笹原遼雅

ーーたしかにMVには高校生の青春が詰め込まれていました。皆さんもああいった青春を送っていたり?

一同:全然送ってない(笑)!

飯塚瑠乃(以下、飯塚):多分、誰一人送ってないと思います(笑)。

矢嶋由菜(以下、矢嶋):ラブワンだからできることだよね。

笹原:あんな青春が送りたかった……。

飯塚:私たちの理想が詰まっています(笑)。

矢嶋:理想を実現できたことは嬉しいです。

笹原:見どころとしては、本編はもちろんなのですが最初と最後のドラマ部分も必見です。

相原:衣装もじゃない? この楽曲に合わせて、グリーンが基調になっている爽やかな衣装になったんです。制服を着ている僕たちと、アーティストとして衣装を着てパフォーマンスをしている僕たち、演技をしている僕たちという対比も楽しんでもらえるようになっています。

ーーダンスについてはどうでしょうか。

飯塚:歌詞が前向きなこともあって、ダンスも激しいです。でも踊っていてすごく爽快感があります。

笹原:ラブワンの曲の中で1位、2位を争うくらい難しいし、忙しい! カロリーが高いよね。

相原:歌いながら踊っている女子メンバーがすごい。

飯塚:イーチさんね。

イーチ:私はもともと声質的にあまり高い方ではないので、レコーディングも苦戦しました。なので、歌って踊るとなるともっと苦戦して(笑)。これからもっと頑張りたいとしみじみ思いました。

矢嶋:私もレコーディングで苦戦しました。パフォーマンスをしながら歌わない分、より感情を乗せたいじゃないですか。その方が曲だけを聴いてくれた方の耳にも残ると思いますし。なので、歌詞をいただいた時点で分析をしてみたり、感情の乗せ方を考えましたが、すごく大変でした。

イーチ
イーチ

ーーすでにリリースイベントで披露されていますが、反応はどうでしょうか。

イーチ:細かな音まで聴いてくれているのは嬉しかったです。ピアノの音やベースなどの音を拾って、「ここのフレーズ良いですね」と言っていただけるんですよ。そんなところまで聴いてくれているんだと嬉しくなりました。

ーー余すところなく楽しめる楽曲なのですね。では、まだ配信リリースされていない他の楽曲についてもお伺いさせてください。まずは「エンテンカ」。

矢嶋:これはタオルを回して盛り上がるための楽曲です。

飯塚:ライブでパフォーマンスするのがすごく楽しみですね。

ーー盛り上がっている光景が目に浮かびます。サビの歌詞「祭り極みだ騒げ」にかけてなのですが、この1年間の活動で騒ぎたくなるくらいテンションが上ったことはありましたか?

飯塚:あります、あります! 私は栃木県出身なのですが、2023年は初めて地元でライブをすることができました。栃木でライブをすると聞いた時には思わず騒ぎたくなりましたね。それに、地元のテレビにも一心と出演させていただくこともできましたし、地元で活動できることの嬉しさを感じることができました。

相原:僕と遼雅も、初めて地元の宮城県でリリースイベントをやらせてもらいました!

笹原:研究生時代は仙台でフリーイベントをすることが多かったのですが、ラブワンになってからは初めてで。最近になって関東以外に行く機会が増えて嬉しいです。

矢嶋:たしかに私は千葉県、イーチは東京出身だからたくさんイベントやライブをしてきたけど、みんなの地元に行けるようになったのは最近だよね。

イーチ:みんなが育ったところに行けること自体、テンションが上がります!

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