ONE LOVE ONE HEART、Z世代男女混合グループが目指す理想像 「AAAさんを目標にしつつも、誰も踏み込んだことのない領域に」

ONE LOVE ONE HEARTの理想像

 2021年、スターダストプロモーションとエイベックスの共同プロジェクトとしてオールラウンドグループを生み出すオーディションがスタートした。そこで選ばれたメンバーで結成されたのが、ONE LOVE ONE HEARTである。

ONE LOVE ONE HEART『YOUTH』(Dance Video)

 メンバーは相原一心、飯塚瑠乃、イーチ、久昌歩夢、洸瑛、咲太朗、佐々木杏莉、笹原遼雅、藤咲碧羽、矢嶋由菜の10人。出身地、年齢、性別、経験値もバラバラのメンバーだが、パフォーマンスを通して若者の主張や想いを発信するというグループの在り方を胸に、デジタルシングル「Now or Never」で4月27日にデビューを果たす。そこで今の心境やデビュー曲について、3月30日に行なわれた『ONE LOVE ONE HEART Debut Presentation "prologue"』についてなどをイーチ、洸瑛、咲太朗、佐々木、藤咲の5人に語ってもらった。(高橋梓)

「え、本当にデビューするの?」と信じられない気持ち(佐々木)

ONE LOVE ONE HEART(【前列】左から相原一心、藤咲碧羽、咲太朗、笹原遼雅、飯塚瑠乃 【後列】左からイーチ、久昌歩夢、佐々木杏莉、矢嶋由菜、洸瑛)

ーーリアルサウンドに登場いただくのは初めてですので、まずは簡単な自己紹介からお願いします。

佐々木杏莉:はい! 18歳の佐々木杏莉です。ONE LOVE ONE HEARTのリーダーをやらせていただいています。

イーチ:イーチ、16歳です。中国語を話せます。

藤咲碧羽:14歳の藤咲碧羽です。歌うことが大好きです。イーチと同じく、ボーカル担当です。

洸瑛:洸瑛、16歳です。グループの中だとおしゃべり担当です。

咲太朗:サブリーダーの咲太朗です。ついこの間まで18歳でした。中学生と波長が合う、最年長っぽくない最年長です。そして、盛り上げ担当でもあります。よろしくお願いします。

ーーありがとうございます。2022年1月28日にグループ情報が解禁となり、満を持して4月27日にデビューを果たしますが、現在の心境はいかがでしょうか。

洸瑛:正直、デビューがどういうものかわからなくてフワフワしている部分があります(笑)。でもデビューしてもっとたくさんの方に僕たちのことを知ってもらえると思うと、楽しみです。

佐々木:私もついこの間までは「え、本当にデビューするの?」と信じられない気持ちでしたが、こうして取材をしていただいたり、ライブに出演をさせていただいているうちに、じわじわと実感が湧いてきています。

咲太朗:僕も取材やスタジオでの撮影など、初めての経験ばかりなので緊張しています。それと同時にメジャープロのアーティストになっていくんだなと少しずつ実感し始めました。

イーチ:私もです。「これがデビューなのか」と日々感じています。

藤咲:私は自分がONE LOVE ONE HEARTにいるっていう実感もないかもしれない(笑)。ただ、毎日新しいことを体験できるのはすごく楽しいです。

佐々木:私の中ではデビューが一つの目標でしたが、それと同時にスタートラインでもあります。そのスタートラインに立つ以上、今までよりも気を引き締めなければいけないと思っています。10人でどんなことも乗り越えて、駆け抜けていこうという覚悟ができた気がします。

ーーデビュー曲「Now or Never」についても聞かせてください。この曲は「何かを変えよう、変わろうとする10代の決意」が描かれていますが、皆さんはどんな思いを込めていますか?

洸瑛:グループ情報が解禁になったのは1月28日なのですが、このグループで練習を始めたのはもう1年くらい前になります。「Now or Never」にはその期間の自分と重なる部分が結構あるんです。上手くいかなかったり、注意されてしまったり、このチームでやっていけるのか不安を感じたり……。そういった思いがこの歌詞を聴いた時に全部フラッシュバックしてきました。辛いこともあったけれど、今こうして思いを歌に乗せて届けられている嬉しさを感じながら歌っています。

ーー具体的にどんなことがフラッシュバックしたのか、聞いてもいいですか?

洸瑛:僕はもともと沖縄のスクールでレッスンを積んでいてONE LOVE ONE HEARTのメンバーになると決まって上京したのですが、初めはデビューするという自覚が芽生えていなくて。でも他のメンバーはしっかり自主練習をしてからレッスンに来ている。当たり前ですが、差を感じますよね。それで苦手意識が出てきて目を背けてしまっていたんです。先生から「練習するのは当たり前のこと。きちんとやらないとヤバイよ」とはっきり言われて、自分が恥ずかしくなって抑えていた気持ちが爆発してしまったことがありました。できないことの悔しさや悲しさ、しっかり怒ってもらえた嬉しさなど、その時の気持ちを「Now or Never」と向き合った時に思い出しました。

ーー当時、洸瑛さんの思いは皆さん知っていたのでしょうか。

洸瑛:多分知ってると思います。僕、結構態度に出ちゃうんです(笑)。今でこそ、おしゃべり担当って言っていますが、当時は1人黙ってレッスン場の隅っこにいたので、気付いていただろうなって。

咲太朗:泣いていた時もあったよね。

洸瑛:そう! すごく落ち込んだ時に咲太朗が練習終わりに「大丈夫だよ」って声を掛けにきてくれて。その時に泣いちゃったことがありました。逆にそっとしておいてくれたメンバーもいて、みんなの気遣いを感じました。

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