2025.01.29 20:00

ONE LOVE ONE HEART 久昌歩夢、洸瑛、飯塚瑠乃、藤咲碧羽インタビュー　子どもから大人への一歩を踏み出す成長の軌跡

文・取材＝高橋梓、写真＝はぎひさこ

アルバムで表現した色気と深みのあるONE LOVE ONE HEART

ーーそしてもう1曲の「召し上がれ青春」は、洸瑛さんの渋い歌声が光っていますよね。皆さんから見て、洸瑛さんの渋さってどう感じていますか？

久昌：洸瑛って良い意味で昔から変わっていないんですよ。ラブワンになる前から関わりがあったんですが、声変わり前からめちゃくちゃ上手かったんです。

飯塚：そうか。同じグループでやっていたこともあるもんね。

藤咲：いいな～、聴いてみたかった！

久昌：しかも、声変わりした後の歌声も僕はめっちゃ好き。

洸瑛：えぇ～（照）。

久昌：ラブワンの楽曲はもちろん、他のアーティストさんの楽曲を歌う時もすごく上手くて。ちょっと大人っぽくて、色気があって、息を混ぜて歌うところが大好きなんです。

洸瑛：俺も好き！

飯塚：やめて、席の端と端でやらないで（笑）。私はね、オーディションの時やラブワンを結成して初めて聴いた時に「セクシーな声しているな」、「大人っぽいな」って思っていました。

洸瑛：そんなこと思っていたの！？

飯塚：大人びた歌声だから、「召し上がれ青春」みたいな曲だと洸瑛の良さが最大限引き出されているのかなって思います。

洸瑛：みんなそんなに俺のことが好きだったんだ！　でも、こんなふうに改めて言ってもらえると、恥ずかしいけど嬉しい。自分の声って客観的に見ることが難しいから、こう思われているんだって知れてよかったです。

ーー歌で言うと、洸瑛さん、藤咲さん、イーチさんはいつもよりも大人っぽい歌い方にチャレンジしたそうですね。

洸瑛：はい。ワンマンライブで初披露をしたのですが、3人ともめちゃくちゃ練習をしました。レコーディングした通りに歌うのではなく、「ここはもうちょっとこうしてみよう」と話し合いながら楽曲の雰囲気を出せるようにがんばりました。

久昌：しかも、洸瑛はずっと歌っているんですよ。ダンスをしながら、あの歌い方ができるのは本当にすごい。

藤咲：地声と裏声を行き来する部分もあるし、洸瑛のパートは難しいところが多いよね。練習頑張ってくれてありがとう！

ーー歌はもちろんですが、ラップパートも印象的ですよね。

久昌：この中だと僕と飯塚瑠乃がラップを担当しています。僕はラブワンになってからラップを担当することが多くなったので、少しずつラップというものがわかってきて。「ここでアクセントを入れたほうがいいな」、「ここは息を混ぜたほうがセクシーに聞こえるな」と、色んなことを考えてチャレンジしました。

飯塚：私はレコーディングの前にディレクションしてくださる方と話し合いをしました。そこでいつもの私の声でラップをするのではなく、女性ラッパーのような歌い方をしてみようということになって。ちゃんみなさんやAwichさんの曲をたくさん聴いて、試行錯誤しながらレコーディングしました。

藤咲：たしかにこのラップの瑠乃の声、瑠乃っぽくないなって思ってた。

洸瑛：いつもよりももう少し鼻にかかっている感じだよね。

藤咲：わかる！　かっこいいなって聴いていました。

ーー瑠乃さんのラップも要チェックですね。ダンスの見どころも教えてください。

久昌：僕が思う見どころは、最初の洸瑛とイーチのパート。ラブワンっぽくないダンスなんですよ。

洸瑛：社交ダンス的なね。

飯塚：ペアダンスっぽい。

久昌：序盤の方にペアダンスが結構出てくるのですが、ライブで披露していた時に「おぉ！」と歓声が聞こえてきて。手応えを感じました。

洸瑛：僕、ペアになる前にイーチと入れ替わるところがあるんですけど、イーチの髪の毛がめっちゃ顔に張り付いてるんです。ポニーテールがぺちゃーんって（笑）。

飯塚：あはは！　それは痛い（笑）。

洸瑛：僕も汗をかいているから髪の毛がくっつくんです。そこも見どころかも（笑）。

藤咲：それは知らなかった！

飯塚：これから気になって見ちゃう！

洸瑛：イーチの髪がくっついているパフォーマンスを見れた人は“髪”回に当たった、ということで！

ーー（笑）。他にも素敵な楽曲が収録されていますが、「まだまだ未熟でガムシャラに突っ走るONE LOVE ONE HEART」と「大人への一歩を踏み出した、色気と深みのあるONE LOVE ONE HEART」が表れている楽曲を挙げるとすると、どの曲になりますか？

藤咲：うわぁ、難しい！

久昌：僕、「まだまだ未熟でガムシャラに突っ走るONE LOVE ONE HEART」だったら男子楽曲の「ぶっ飛ばしてGO!!」を挙げたい。

洸瑛：題名からしてそうだよね。

久昌：ラブワンの男子楽曲はアップテンポで盛り上がる曲が多めなんですが、この曲も男子メンバーの無邪気でガムシャラなところが感じられると思います。

洸瑛：レコーディングからしてそんな感じだったよね。歩夢がラップでぶっ飛ばしていたし、完成が楽しみだと思っていたら、アゲアゲな曲が出来上がりました。逆に女子曲は対照的だと思う。「言えない」とか、「大人への一歩を踏み出した、色気と深みのあるONE LOVE ONE HEART」が見えるんじゃない？

飯塚：そうかも。切ない感じで歌っているし、成功過程でみんな通る道が表れている気がします。特に片思いをしている方に聴いていただきたい！

久昌：瑠乃さんは学生時代にそういう道を通ったんですか？

飯塚：いやぁ。どっちかというと「ぶっ飛ばしてGO!!」タイプだった（笑）。

洸瑛：他にもオススメの曲ばかりなので、ぜひ全部聴いていただきたいですね。個人的には「イヤナコトナンテフツカデヤメロ」が好き。一見ポップな曲だけどメッセージ性があって、ダンスや歌などの難易度も高くて、そういった意味では成長した僕らを見せられているのかなって。パフォーマンスをしていて楽しいので、ライブ映えもする曲だと思います。

久昌：大人っぽいって言ったら、「ビターネクター」なんてわかりやすいですよね。でも、ビターと言うだけあって、「大人っぽい」というより「大人」なイメージ。缶コーヒーを飲んでる30代とか。曲調も緩やかで優しくて、でも強さもあるっていうめちゃくちゃ好きな楽曲です。

飯塚：たしかに。20歳の私から見てもすごく大人って感じます。

久昌：こういう曲調はやっぱり洸瑛が得意だよね。

飯塚：女子メンバーだとイーチだね。

洸瑛：でも、こういうオシャレな曲調は碧羽ちゃんの透明感のある声も映えそうじゃない？　後ろに水の音が流れているし、合いそう。碧羽ちゃんの声は高音のイメージが強いけど、ミドルやローも綺麗だから合うんじゃないかなぁって。

藤咲：嬉しい！

ーーどの曲も注目ですね。ちなみに、今作は「高校3年生」というイメージがあるそうですが、洸瑛さんと瑠乃さんはどんな高校3年生でしたか？

洸瑛：高校3年生は、上京して2年くらい経った頃。徐々に周りも進学や就職をするようになっていた時期だったので、僕が夢を追い続けられていることにすごく感謝をしていました。地元で一緒に活動をしていた子たちも進学したり、就職したりして、親に仕送りをしたり、自分で税金を払ったり。そういうのを見て、「歌って踊っていられるのは特別なんだな」って思っていましたね。夢を追いかけられているのは当たり前じゃないな、感謝をしなきゃなって。

飯塚：え、大人！　私は全く真逆でした。高校生活は楽しんだもん勝ちと思っていました。学生でしかできないことがたくさんあるから、目の前のことしか考えていませんでしたね（笑）。

ーー久昌さんと藤咲さんは来年からは高校3年生ですよね。どんな学生生活を送りたいですか？

久昌：あんまり実感がないのですが、今まで通り過ごしつつ、思考も言動ももうちょっと大人になりたいです。僕はグループ最年少なので中学1年生くらいにオーディションを受けてラブワンとして活動し始めて、夢を描けるようになりました。でも、洸瑛が言ったようにそれは当たり前じゃないって日々感じています。周りの方々やファンの方、メンバーのお陰でこうして活動できていることに感謝して過ごしていきたいです。

飯塚：大人だ……。

藤咲：熱い男だ！　私は歩夢くんと比べて子どもっぽいかもしれないですが、学生生活があと1年しかないっていうさみしい気持ちが先に来ちゃいます。あと、学業とグループ活動の両立を頑張りたいです。自分の心と体の状態をきちんとコントロールして、悔いのない1年を過ごしたいなと思います！

ONE LOVE ONE HEART『僕らのロードムービー』Music Video (ドラマver.)

■リリース情報
アルバム『ゆれる青春』
1月29日（水）リリース

【AL+Blu-ray Disc(スマプラ対応)】TYPE-A
品番：AVCD-63671/B
価格：￥8,000（税込）

【AL】TYPE-B
品番：AVCD-63672
価格：￥3,000（税込）

【AL】TYPE-C
品番：AVCD-63673
価格：￥3,000（税込）

＜CD収録内容＞
①物語はここから　　　　
作詞：Ryo Shiraki　作曲：Ryo Shiraki /玉木千尋　編曲：玉木千尋
②召し上がれ青春　　
作詞・作曲：yuba寝　　編曲：UiLLoU
③テンプレファッショニスタ　
作詞：IURA TOI 作曲・編曲：DYES IWASAKI(FAKE TYPE.)
④イヤナコトナンテフツカデヤメロ　　
作詞・作曲：ケンカイヨシ　編曲：ケンカイヨシ/オオノシオリ
⑤ぶっ飛ばしてGO!!
作詞：Funk Uchino/Gigi 作曲：Funk Uchino/SILLY TEMBA/Gigi/BLOCKYYY
編曲：SILLY TEMBA/BLOCKYYY
⑥Girls Forever
作詞：花衣(SUPA LOVE)　作曲：近藤圭一(SUPA LOVE)
⑦Upgrade
作詞：Ryusei (ARTribe), DjeDje (ARTribe)
作曲：Nanami (ARTribe), Ryusei (ARTribe), DjeDje (ARTribe)　　
編曲：Nanami (ARTribe)
⑧言えない
作詞・作曲・編曲：knoak
⑨ビターネクター
作詞 : OHTORA　作曲 : OHTORA/maeshima soshi　編曲 : maeshima soshi
⑩僕らのロードムービー
作詞：福岡良太作曲：福岡良太/Tommy 編曲：Tommy
⑪Story
作詞・作曲：KEVIN　編曲：Naoki Itai
⑫愛せ、至極散々な僕らの日を
作詞・作曲：CONY/Sayaka Inoue 編曲：近田潔人

＜BD収録内容＞　※Type-Aのみ
「物語はここから」Music Video
「物語はここから」Music Video Making Movie
「僕らのロードムービー」Music Video
5thワンマンライブ「ONE LOVE ONE HEART Oneman Live2024 “Sky’s the limit”」
（一部楽曲を除く）
ラブワン学園 -恵比寿東西頂上決戦-（一部楽曲を除く）