平野紫耀&神宮寺勇太&岸優太、Number_i「GOAT」ダンスMVの凄み 拡張する楽曲の世界観

Number_i「GOAT」ダンスMVの凄み

 Number_iのデビュー曲「GOAT」のダンスパフォーマンスMVが、1月8日に公開された。

 「GOAT」に関しては、リリース日の1月1日にすでにMVが公開されていたが、新たに公開された映像は名前のとおり、ダンスパフォーマンスにフォーカスしたものである。2種類のMV、ましてや“ダンスを観てもらうためのMV”を別に制作する点からも、「GOAT」という作品がダンスパフォーマンスにも重きを置いていることが感じられる。

Number_i - GOAT (Official Dance Performance M/V)

 振り付けを担当したのは、以前から彼らの作品に携わってきたRIEHATA。楽曲自体が全体的にスピード感のあるものだが、ダンスも手数が多く、歌いながら踊りこなすのはかなり難しいはずだ。ダンスMVを観ていると、それを正確にこなす彼らの確かなダンススキルと、表現力の高さが窺える。

 Number_iのオフィシャルYouTubeチャンネル、Instagram、TikTokでは、ショート動画も順次公開されている。通常のMVで使われたセットを背景に踊ったものや、ダンスMVのロケ地で撮影されたもの、人数も3人だったりペアだったりと、内容はさまざまだ。1月9日から11日にかけては、メンバーひとりずつのダンス動画も公開された。

 まず最初にソロのダンス動画が公開されたのは、神宮寺勇太。神宮寺のダンスは、手の上げ方や腕の振り、足捌きの一つひとつが俊敏で、力強さを感じる。彼の普段の喋り方や仕草には柔らかな印象を受けるのだが、今作のような激しいダンスになるとそのギャップに惹き込まれてしまう。また、MVの〈満たされてくサイテーな世界を愛撫して〉のパートなどでわかるように、神宮寺は表情の作り方も上手い。リリックを含めた楽曲の世界観を、全身を使って表現していると感じられる。

#Number_i 'GOAT'
#Number_i_GOAT

 続いて岸優太。彼の歌を聴いていても感じることだが、岸はリズム感が非常にいい。どこまでタメて、どこで動けばきれいに見えるかを、自分のなかでしっかりと理解しているのだろう。緩急のつけ方も上手く、動きに躍動感があるため観ていて気持ちがいい。手足が長いからこそ、一つひとつの動きもダイナミックに見える。また、MVで時折見せる笑顔など、クールなダンスのなかにもどこか岸らしい茶目っ気を感じられるのも魅力だと思う。

#Number_i 'GOAT'

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