Sexy Zone、ジャニーズWEST、あいみょん、ずっと真夜中でいいのに。、宮川大聖……6月7日リリースの新譜5作をレビュー
ずっと真夜中でいいのに。『沈香学』
シアトリカルな演出を取り入れたライブ、アニメ『チェンソーマン』(テレビ東京ほか)エンディングテーマ「残機」のヒットなど、活動のスケールを拡大し続けているずっと真夜中でいいのに。の約2年半ぶりとなるフルアルバム『沈香学』は、音楽性、コンセプト、表現力を含め、“ずとまよ”の最高傑作と呼ぶべき作品となった。新曲はファンキーなベースラインと“手に入らないものが欲しい”というアンビバレントな感情が響き合う「花一匁」、仲良しこよしな状況に対する複雑な思いを描いたアッパーチューン「馴れ合いサーブ」、シューゲイズとシティポップが混ざり合い、自身のアイデンティティの在処を巡る歌詞が広がる「上辺の私自身なんだよ」の3曲。生々しさを増したACAねの歌にも瞠目せよ。(森)
宮川大聖『光/Sparkling Love』
主に10代〜20代のリスナーから大きな支持を集めながら、着実に活躍のフィールドを広げ続けている宮川大聖。自身が作詞作曲を手掛けた渾身のバラード「光」は、彼が誇るシンガーとしての、また、ソングライターとしてのポテンシャルの高さを証明する楽曲だ。しなやかでありながら逞しさも感じさせる美しいメロディにのせて、“あなた”へ向けた切実な想いを力強く歌い届けていく展開に深く惹き込まれる。また、ラストにはシンガロングのパートが用意されていて、この曲は今後のライブ活動においてさらに輝きを増していくはず。なお、今作はダブルAサイドシングルであり、もう一つの表題曲として、先日ファイナル公演を迎えたばかりの全国ツアー『Sparkle』で披露された「Sparkling Love」(Shin Sakiuraとの共作曲)が収録される。もう一つの新曲「SOS」と合わせて、日々進化し続ける宮川大聖の現在地を鮮明に伝えるシングルになっている。(松本)
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