LE SSERAFIM KAZUHA、NCT SHOTARO、ENHYPEN NI-KI……日本人メンバーのチッケムはなぜ再生される? 専門家に聞いた

 5月2日、ガールズグループ LE SSERAFIMが誕生した。デビューアルバムのタイトル曲「FEARLESS」、そして収録曲「Blue Flame」パフォーマンス映像が動画サイトにアップされると、チッケム(Fan Cam、特定のメンバーだけを収める映像)で多くの再生回数を記録して話題となったのが、日本出身メンバー KAZUHAだ。

 デビュー前に公開されたソロティザー映像内で美しいバレエを披露していた彼女は、3歳から15年間にわたってバレエを修めたあと、K-POPシーンへ足を踏み入れたという。その実力は、特に「Blue Flame」曲中に足を高々と掲げる振付にも活かされており、K-POPフォロワーからの視線を集めた。

[MPD직캠] 르세라핌 카즈하 직캠 4K ‘FEARLESS’ (LE SSERAFIM KAZUHA FanCam) | @MCOUNTDOWN_2022.5.5
[MPD직캠] 르세라핌 카즈하 직캠 4K ‘Blue Flame’ (LE SSERAFIM KAZUHA FanCam) | @MCOUNTDOWN_2022.5.5

 彼女の他にも、近年のK-POPシーンでは日本出身メンバーのチッケムが話題になる機会が目立っている。

 NCT・SHOTAROの「Make A Wish(Birthday Song)」(NCT U)動画は公開からわずか3日で100万回再生を達成。ENHYPEN・NI-KIの2021年KBS歌謡祭でのステージ動画は、現在までに151万回が再生された。そしてBilllie・ツキは「GingaMingaYo (the strange world)」チッケムが870万回以上という驚くべき数字を記録し、一躍“時の人”となった。

‘Make A Wish’ (NCT U SHOTARO FanCam)
[K-Fancam] 엔하이픈 니키 직캠 ‘Legend of K-POP’ (ENHYPEN NI-KI Fancam) l @가요대축제 211217
[플리캠 4K 가로] Billlie TSUKI ‘GingaMingaYo(the strange world)'(빌리 츠키 직캠) l Simply K-Pop CON-TOUR Ep.508

 各自異なる背景から、それぞれの道筋を経てK-POPアーティストとして活動する彼らの共通点は、メインダンサーとしてグループを牽引している点だろう。また、TREASURE・マシホやCherry Bullet・レミ、Kep1er・ヒカルらのように、ダンスパフォーマンスの中核を担う者も大きな存在感を放っている。

 日本出身メンバーによるチッケムの注目度、そしてダンス面での活躍について、日韓の両シーンに精通する専門家はどんな傾向を見出しているのだろうか。今回は、K-POPアーティストの育成を行う日本のダンススクール・YKA dance studioで代表を務めるチェ・ジクス氏に話を聞いた。

 はじめに、チッケムで目を引くメンバーの特徴について、ジクス氏はこのように答えた。

「まずは、どの時点で停止ボタンを押しても美しく映るような、表現の精密さを持っていることだと思います。それには、楽曲の深い理解度や巧みな表情演技はもちろん、ダンスの実力も欠かせません」

 一挙手一投足の完成度が重視されるチッケムの存在はアーティストへの影響も大きいようで、 IZ*ONE元メンバーの本田仁美は以前「(チッケムを指して)そういうのがあったので、パフォーマンスへの意識っていうのがそこですごい高まったなって」(※1)と口にしていた。さらに、ジクス氏はこのように付け加える。

「“この人のように踊ってみたい”と思わせる、はっきりとした個性を持つ踊り方をするメンバーのチッケムは、そのグループのファンに限らず多くの視聴者が繰り返し見るので、再生回数がさらに伸びているように感じます」



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