【EXILEを紐解く5つの質問】20周年特別企画、メンバー全員リレーインタビュー第13回:小林直己

EXILEリレーインタビュー第13回:小林直己

 2001年9月27日のメジャーデビュー以降、メンバーの勇退や加入を繰り返しながら、音楽シーンの最先端を走り続けているダンス&ボーカルグループ EXILE。2021年9月27日にデビュー20周年のメモリアルイヤーに突入した。

 リアルサウンドでは、EXILEの20年とこれからの活動に向けた「EXILE20周年特集」を展開しており、その特集の一環としてメンバー全員登場のインタビュー企画を掲載中。EXILEの20年の歩みの中で、それぞれがどのように活動し、ファンやシーンと向き合ってきたかを5つの質問を通して紐解いていく。

 毎週更新のリレーインタビュー、第13回は小林直己の思いを聞く。(編集部)

■思い入れのあるライブ or 楽曲(シングル、アルバム)

小林直己(以下、小林):2010年に参加したスタジアムツアー『EXILE LIVE TOUR 2010 FANTASY』の1曲目でパフォーマンスした「VICTORY」が印象深いですね。歌い出しの〈Oh-eh-oh,oh-eh-oh〉のところをファンの皆さんと大合唱したことが、すごく記憶に残っています。最近は過去のライブ映像を見直す機会が多くて、それぞれのライブに思い出があるのですが、初のスタジアムでしたし、野外という開放的な空間でみんなと1つになれたのは、あの時くらいかなと思うんです。特にコロナ禍になってからはライブができなかった時期もありますし、ライブが再開してからも制約があるので、今改めて、スタジアムでの経験はすごく特別なものだったんだなと感じています。

■EXILEのメンバーとして心掛けてきたこと

小林:何事も一生懸命に取り組むということ。たとえ先が見えない状況にあったとしても、自分たちが届けるものを信じて、グループ一丸となって目の前にあることを一生懸命に取り組んできたのがEXILEだと思います。だからこそ、実際にライブをやった時に楽しそうにしているファンの方を見ると、やってきたことは間違いじゃなかったんだなと答え合わせができて、また次に進む活力をもらえます。個人の活動に関しては、兼任している三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEにも言えることですが、グループとしてやってきた経験があるからこそ、個人活動の機会を作れていると思うので、まずはメンバーとスタッフに感謝ですね。そして、それぞれの現場で、皆さんがプロフェッショナルとして作品作りをされているので、僕も与えられた役割や責任を果たせるようにと考えています。ただ、どの現場でも“一生懸命に取り組む”ことには変わりありません。

ーー世代の幅があるEXILEにおいて、直己さんは中間の世代だと思いますが、上の世代と下の世代を繋ぐという感覚はあるんでしょうか?

小林:以前はそういう意識もあったかもしれませんが、今は兼任グループの活動だけに関わらず、EXILEの想いを違う形で伝えていくプロジェクトをやっているメンバーが多いので、メンバー一人ひとりがリーダーとして動いているという感じですね。自分が“繋ぐ”という感覚はなくて、僕もみんなとコミュニケーションを取りながら、刺激をもらいながら活動しています。

■ファンとの繋がりを感じた瞬間

小林:ライブですね。一方的にパフォーマンスを見せるのではなく、お客さんも一緒になって作り上げるのがライブなので、そういう時に繋がれているなと感じます。2020年は有観客でのライブ開催が難しかったので、オンラインライブ『LIVE×ONLINE』が主流になっていましたが、その時もファンの皆さんと繋がっていることを確かに感じました。僕は今、怪我の療養中なのですが、オフィシャルのモバイルサイトやSNSを通して「まずは身体を治してください」や「帰ってくるのを待っています」とメッセージを送ってくださる方が多くて。支えていただいていることに感謝しつつ、ファンの皆さんの存在の大きさを実感しています。

ーー近年はYouTubeチャンネル『Naoki’s Dream Village』の開設やSNSなど、プライベートなことを発信する機会が増えたので、ファンの方も話しかけやすそうですね。ご自分でもSNSで「#直己最近どうしたの」とおっしゃっていたように、突然のキャラチェンジに驚いた方は多いと思いますけど(笑)。

小林:あははは。以前は作り込んだものを発信するほうが好きでしたし、仕事内容的にもそういうものを発信する機会が多かったので、素顔が見えづらかったと思うんですよね。でもステイホーム期間をきっかけに、今自分が感じている想いも知ってほしいなと思うようになって、今までにやってこなかった挑戦をしてみました。その中で僕の気持ちが届いていたらいいなと思いますし、今年もSNSを駆使しながら、積極的に皆さんと繋がっていけたらと思っています。

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