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今夏さらなる飛躍へ 気鋭のバンド・ceroの音楽に寄せる期待

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 日々、さまざまなバンドやミュージシャンがデビューし、しのぎを削っている音楽シーンの中にあって、「これから来る!」という確かな予感を感じさせてくれる人々が、毎年必ずひとつ、ふたつは出てくるものである。 今年で言うと、その筆頭に挙げられるのは間違いなくceroだろう。昨今何かと話題のシティポップに位置づけられることもあるが、極めて多彩でジャンルレスなポップミュージックを聴かせてくれる気鋭のバンドだ。5月27日には約2年半ぶりとなる3rdアルバム『Obscure Ride』が発売を控え、それに伴った全国17ヵ所でのツアーも決定。このほか、VIVA LA ROCK 2015やTAICOCLUB’15、FUJI ROCK FESTIVAL’15といった大型フェスへの参戦も続々と発表されている。露出の機会も増えることから、これまでの“知る人ぞ知る”的な立ち位置を脱却し、大きく飛躍しそうな予感だ。

 ceroの結成は2004年。当初は高校時代に知り合った高城晶平(Vo, Flute, G)と荒内佑(Key, B, Cho)、柳智之(Dr ※現在は脱退)の3人編成で、その後、橋本翼(G, Clarinet, Cho)が参加。2007年にムーンライダーズの鈴木慶一の耳にとまったことが、のちのデビューのきっかけになった。バンド名はContemporary Exotica Rock Orchestraの頭文字とのことだが、もともとは、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』の「やさしいセロのような声」という一節から取ったそう。抒情的でどこか幻想的な楽曲を奏でる彼ららしい名付けであるとともに、自分たちの想いを表現することに非常に意識的な姿勢がうかがえる。

 その音楽性も一聴しただけで、さまざまなサウンドの影響を受けているとわかるほど色彩豊か。たとえば、日本語ロックにさまざまなエッセンスを加えるアイデアははっぴいえんどから、詩的な歌詞はさながら小沢健二のよう、都市に生きる若者たちの姿を描くさまはフィッシュマンズ的であるし、加えて海外のポストロックやヒップホップも好んできた音作りだ。本当に古今東西、新旧問わず、ありとあらゆる音楽が溶け込んでいる。新しいのにどこか懐かしく感じるのもそれゆえだろう。

      

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