スペシャ『MUSIC AWARDS』最優秀アーティストはRADWIMPS [Alexandros]、星野 源も受賞
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01年、横浜で高校生活を送っていた桑原彰(g)と野田洋次郎(vo)という2人の出会いから活動は始まり、バンド名にRAD(強烈、良い)とWIMP(弱虫、軟弱な)を繋ぎ合せて作り出した単語“RADWIMPS”と命名。ちなみに、メンバー達はバンド名を自ら「かっこいい弱虫」「見事な意気地なし」「マジスゲーびびり野郎」と説明している。
02年、地元横浜のライヴ・ハウスで初のライヴを敢行。その頃からすでに、桑原彰は「オレはRADWIMPSで食って行く」とかたく心に決め、バンド一本の道を選んでいるところに彼の中途半端ではない気持ちが伝わってくるだろう。その頃から徐々に彼らのライヴと曲の良さが口コミで10代の間に広まり始め、03年、好きな人への想いを高校生らしく綴った詩が胸を締めつけられる「もしも」を1万枚限定の100円でリリースし、即完売。そして遂に、同じ年である高校3年生の夏にデビュー・アルバム『RADWIMPS』を発売。現在より音の厚みに欠けるものの、彼らお得意のミクスチャー・サウンドや疾走感溢れるポップ・パンク・ソングの原型が詰まった作品を完成させるが、野田洋次郎が大学受験のためバンドは一時活動休止に入ってしまう。
翌年の04年、バンド活動を再開するにあたりメンバー・チェンジを行い、山口智史(ds)と武田祐介(b)が新たに加わりめでたく再出発。すぐさまレコーディングを行い、アコースティック・ギターの調べが美しいロック・バラードとなったシングル「祈跡」を発表する。初の全国ツアーを経験後、翌05年には早くも2ndアルバム『RADWIMPS2〜発展途上〜』をリリース。メロディアスなバラードからファンキーなミクスチャー・ロックまで幅広いタイプの曲を網羅され、一段と逞しく成長した彼らの勇士に俄然注目が集まることとなる。
そして、ミディアム・テンポのシングル「25コ目の染色体」で念願のメジャー・デビューを飾る。また『ROCK IN JAPAN FES.2005』『SUMMER SONIC 05』にも出演を果たし、邦楽シーンに確固たる地位を築いた。その後も彼らは休むことなく、06年2月にメジャー1stアルバム『RADWIMPS 3 〜無人島に持っていき忘れた一枚〜』をリリース。このアルバムはロング・セラーとなり、さらに多くの人々に彼らの名を知らしめることとなった。さらにフェスティバル出演や、横浜BLITZワンマン2デイズなどの大舞台を重ねながら「ふたりごと」「有心論」「セツナレンサ」というそれぞれ全くタイプの異なるシングルを立て続けに発表する。そして、前作から10ヶ月というハイ・ペースでメジャー2ndアルバム『RADWIMPS4〜おかずのごはん〜』をリリース。野田自身の経験が反映された、心に染みる切ないラヴ・ソングが数多く収録されているこのアルバムで、彼らの人気はさらに絶大なものとなった。凄まじい勢いでジャパニーズ・ロックの最前線を更新し続ける彼ら。ますます際立つ唯一無二な世界に触れれば、重要アーティストが登場したと感じずにはいられないだろう。
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