-4℃ マイナスヨンド、Bohho、nyachan、mimiq、PANTAI……【TuneCore Japan コラボ】次世代アーティスト紹介 Vol.2

TuneCore×リアルサウンド 新人紹介 Vol.2

 「誰でも」世界中(185ヵ国以上)の配信ストア・プラットフォームへ配信できる、ディストリビューションサービスを展開しているTuneCore Japan。同社とリアルサウンドがコラボレーションし、インディペンデントアーティストの楽曲プロモーションをサポートする企画「MEDIA NETWORK」が始動した。本企画では、注目すべき次世代アーティストたちの独自性や魅力について、より音楽的な視点からレビューしていく。

 今回は、-4℃ マイナスヨンド「Midnight patrol (feat. 重音テト)」、Bohho「YURERU」、nyachan「それでね」、mimiq「HellaHella (feat. ja5per & jinx)」、PANTAI「Pantai Gatra」の5作品をピックアップした。(編集部)

-4℃ マイナスヨンド「Midnight patrol (feat. 重音テト)」

-4℃ マイナスヨンド

 1日1曲というハイペースで作品を発信し続けている-4℃ マイナスヨンド。シンガーとして迎えているのは重音テト。“バーチャルシンガーソフトウェア×R&Bサウンド”というコンビネーションによって、独特な作風を確立している。「Midnight patrol (feat. 重音テト)」も、まさしくその一例。心を持っていない歌い手のはずなのに、哀愁、迷い、痛みが不思議と歌声に滲む。デジタル、シンセサイザーミュージック全般に言えることだが、「無機物による音楽=無機質」とは限らない。奏で方、響かせ方次第でいくらでも血の通った表現となり、人力とはまた別の形のエモーショナルさを生み出せるからだ。この曲を聴くと、音楽のそういう面白さも再確認できる。

アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/minus_4_beat
配信リンク:https://linkco.re/VrpBYprH?lang=ja

Bohho「YURERU」

Bohho

 幼少期に来日したのち、大阪、アメリカで過ごし、現在は東京を拠点に活動している中国出身のシンガー/ラッパー Bohho。「YURERU」は1月にリリースされた3rd EP『SOUL FLOW』のリード曲。メロウでアンニュイな音の響き〈揺れる〉を効果的に使用したフックを挟む構成で、少年時代と現在の心情をじっくり浮き彫りにする。華やかなサクセスを夢見る姿が描かれているが、全体的に地に足の着いた生活の香りが漂うのがこの曲の魅力であり、リアリティだ。〈胸の奥〉〈部屋の影〉など、いくつかの〈揺れる〉を捉える描写のタッチが優しい。曲全体に貫かれた穏やかなトーンが、この曲に渦巻く力強いエネルギーを温かなものにしている。

アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/Bohho
配信リンク:https://linkco.re/XXg9v4Ce?lang=ja&select=listen

nyachan「それでね」

nyachan

 soundcloudを主な拠点としながらジャンルレスにポップミュージックを作り続けているnyachan。「それでね」は、ゆっくりと過ごす午後のひと時を描写している。街を散策しながら靴擦れをぼやいたり、音楽を聴いたり、ファストフード店に立ち寄ったりする様を歌うなか、特別なことは何も起こらない。〈ゾロ並みに迷子〉〈TOBACCOは25〉〈だからいったんネバヤン挟んでいく〉など、随所に盛り込んだ固有名詞や具体性が、耳を傾けながらイメージできる風景に色彩を添える。気持ちの赴くままに歩き、思いがけない何かと出会い、どこにいるのかわからなくなったりすることすらも楽しいのが休日の散歩。そんな風景を彩るBGMとしておすすめしたい。

アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/nyachan
配信リンク:https://linkco.re/3AT6yESa?lang=ja

mimiq「HellaHella (feat. ja5per & jinx)」

mimiq

 ふたつの声によるラップと歌の交わし合いを繰り広げる「HellaHella (feat. ja5per & jinx)」。〈全然流行ってない/アーティスト様です〉と自嘲しつつも誰にも負けないくらい真摯に音楽を届ける己の姿を曲に託している。タイトルの「HellaHella」が喚起する軽薄なトーン、〈全部わかった気にならないで〉という突き放す言葉の向こう側から真っ直ぐな表現衝動が伝わってくる……と書いたりすると〈全部わかった気にならないで〉と、すかさず釘を刺されるのだろう。そんなことを想像できてしまうのも楽しい。変化球のようでありながらストレートな剛速球感で溢れている曲だ。約2分半に凝縮された起伏に富んだ展開でもワクワクさせてくれる。

アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/339
配信リンク:https://linkco.re/1vHnUH1B?lang=ja

PANTAI「Pantai Gatra」

PANTAI

 南国の自然、夜の街を主なテーマにローファイヒップホップビート/インストゥルメンタルを制作しているPANTAI。インドネシアのビーチの名称をタイトルにしたこの曲もインストゥルメンタル。実際に現地で録音した素材のコラージュが、心地よい音響体験へとリスナーを誘う。寄せては返す波の音、ビート、鍵盤を主体に構築されたサウンドのなか、静かな時間がひたすら流れる。仄かな揺らぎのエフェクトが生む酩酊感も魅力的。夢うつつ、睡眠と覚醒の狭間の微睡みのような安らぎを疑似体験できる。音楽鑑賞は、好きな空間への小旅行のようなもの。この曲の再生ボタンを押せば、青い海、白い砂、頬をくすぐる風を感じられる空間があなたを包む。

アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists?id=1076664
配信リンク:https://linkco.re/zq1FqUUN?lang=ja

■関連サイト
TuneCore Japan:https://www.tunecore.co.jp/
MEDIA NETWORK:https://www.tunecore.co.jp/wanted/medianetwork

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