音楽評論家・小野島大が追い求めてきた“刺激的な音楽”たち 豪華メンツの『大還暦祭』に感じたこと
12月15日に下北沢CLUB Queで行なわれた、音楽評論家・小野島大氏の生誕祭『BIG-O 60~大還暦祭~』は、彼が出会いフ…
DIP the FLAGを前身に、ヤマジカズヒデが92年に結成。カッティングは鋭くも思いっきりダウナー方向にヨレきったギター・ワーク、そして夢とうつつの狭間を行き来する幽玄ヴォーカルで、一躍カルトな人気を博する。93年、<UKプロジェクト>からの1stアルバム『dip』からして、すでにどっぷりインナー・ワールドに浸った危険な世界が展開。続いて<東芝EMI>からも数枚のアルバムをリリースするが、メジャー流通とは思えない、ドラッギーなヤマジ節の心おきないまでの冴えっぷりは、今の耳で聴いても奇跡的ですらある。
00年以降は再び流通をインディーに戻し、ライヴ録音による『CRACKED』を<SSE>よりリリースしている。平行して、アコースティック・サウンドをメインとしたソロ活動も展開。近年も本数こそ多くはないが、ライヴをやれば常に会場は満パイ——と、崇拝ぶりは決して衰えてはいない。
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