野口五郎の記事・ニュース・画像一覧
時は世紀末。日本のミュージック・シーンは久々に“新御三家”の話題で沸騰していた。HIROMI GOの「GOLDFINGER'99」(リッキー・マーティンのカヴァー)の大ヒットが口火を切り、西城秀樹は「Bailamos〜 Tonight we dance〜」(エンリケ・イグレシアスのカヴァー)をリリース。40代になった元アイドルたちのラテン・バトルが始まったのである。そして、少し遅れをとった野口五郎がチョイスした楽曲は……。
野口は、幼い頃よりエレキ・ギターをたしなみ、ロックが好きな少年だった。しかも歌が上手な紅顔の美少年——こんな逸材、芸能界が放っておく訳がない。15才の若さでデビューを飾るものの、歌の上手さが災いしてデビュー曲「博多みれん」(71年)は、ナント演歌。ドサ廻りを強いられる羽目になる。しかし、2枚目「青いリンゴ」(71年)からは、軽快なポップ・サウンドを呈示し、王道アイドル路線を歩み始めた。そして「甘い生活」「私鉄沿線」(共に75年)の大ヒットにより、その地位を不動のものとする。——そうすると、ムクムク頭をもたげてくるのが、元来もちあわせていたミュージシャン・シップ。ライヴでもロック・ナンバーをカヴァーし、ギターを弾きまくっていた野口だが、米国録音を敢行し憧れのギタリスト、ラリー・カールトンと共演、ついには、アルバム『〜時にはラリーカールトンのように〜』(76年)までリリースしてしまった。そんなギタリスト魂は、40の大台にさしかかっても健在。新御三家のカヴァー・バトルに、サンタナの「愛がメラメラ 〜SMOOTH〜」(00年)で参戦し、泣きのギターを存分に弾きまくった。
最近では、生涯の伴侶を得、公私ともに充実する野口五郎。脂が乗った時期だけに、さらなる活躍が期待できるだろう。
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