“隠された”心を描くこと 『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』の魅力を紐解く
9月1日より全国公開された、映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(2023年)。汐見夏衛によるシリーズ累計発行部数55…
『嘘八百』はお正月映画の定番シリーズに 『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』との親和性
かつて、お正月の映画興行では、ある定番のシリーズ作品が上映される時代があった。山田洋次監督、渥美清主演の『男はつらいよ』シリーズ…
“群像劇”が少年少女のものとなった80年代 リヴァー・フェニックスから繋がる“縁”
<群像劇>とは、“ある一群の登場人物について、それぞれの姿を描く劇”のことを指す。物語を転がしてゆく主要な登場人物が多いため、<…
息の長いシリーズになる可能性も!? 探偵モノ×バディ・ムービー『探偵はBARにいる3』の魅力
探偵の活躍は、古くから観客を魅了してきた。例えば、『マルタの鷹』(41)のサム・スペードや『ロング・グッドバイ』(73)のフィリ…
Blu-ray&DVDリリースを期に改めて考える、時代の流れが生んだ『ムーンライト』のアカデミー賞作品賞受賞
2017年1月24日。第89回アカデミー賞のノミネーション発表が行われ、『ラ・ラ・ランド』(16)が13の部門で計14つ(主題歌…
松崎健夫の『スウィート17モンスター』評:大人と若者、視点の違いで見え方が変わる秀逸な構成
フランソワ・トリュフォーの長編初監督作品『Les Quatre Cents Coups』(59)の邦題を『大人は判ってくれない』…
ショー的要素に欠けていた? 「白人偏重」に揺れた第88回アカデミー賞授賞式を考える
激戦の作品賞を制した『スポットライト 世紀のスクープ』、レオナルド・ディカプリオが『レヴェナント:蘇えりし者』で初の主演男優賞を…
年末企画:松崎健夫の「2015年 年間ベスト映画TOP10」
1. はじまりのうた 2. ストレイト・アウタ・コンプトン 3. ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール 4. 私たちのハァハァ 5. セッ…
『マイ・ファニー・レディ』に漂う“優しさ”の由来は? P・ボグダノヴィッチ監督の過去から考察
昨年の第27回東京国際映画祭におけるサプライズのひとつは、ピーター・ボグダノヴィッチ監督とオーウェン・ウィルソンの来日だったので…