『犯人の犯沢さん』『ゼロの日常』アニメ化でさらに広がる『名探偵コナン』の世界

スピンオフで広がる『名探偵コナン』の世界

 『名探偵コナン』のスピンオフ作品『犯人の犯沢さん』『ゼロの日常(ティータイム)』のアニメ化、そしてNetflixでの全世界独占配信が決定した。

 アニメ『名探偵コナン』といえば、原作と共に長きに渡って続く長寿アニメ。毎年春に公開となる劇場版の興行収入も右肩上がりに増えており、日本のアニメシーンを語る上では欠かせない存在となっている。そんなアニメ『名探偵コナン』のスピンオフ作品2作の制作、さらにNetflixでの全世界独占配信が決定し、注目が集まっている。今回アニメ化される『犯人の犯沢さん』『ゼロの日常』は、一体どんな作品になるだろう。

 『犯人の犯沢さん』は『少年サンデーS』で連載中のギャグ漫画。原案を『名探偵コナン』作者の青山剛昌が、原作をかんばまゆこが務める『コナン』のスピンオフ作品だ。『コナン』の舞台である米花町で犯罪が起こり過ぎている、という今までネットミーム的に言われてきたネタを逆手に取った『犯人の犯沢さん』は、『コナン』にて犯人の正体が明らかになる前に描かれる全身黒タイツの姿をした「犯沢さん」を主人公とし、原作の設定をギャグ的に描いたパラレルワールド作品だ。

 この『犯沢さん』のアニメ化で注目したいのは、やはり上述した通り『コナン』の設定をやや誇張気味にしたギャグの部分だろう。米花町は犯罪都市として描かれ、一度住んだら二度と抜け出すことはできず、部屋を探せばどこも事故物件。警察署は殺人事件の捜査で免許更新などの他の業務が滞っているなど、あくまでもパラレルワールドではあるものの犯罪が多い米花町の裏側を垣間見ることができる。また『犯沢さん』には『コナン』の登場人物や小ネタも満載。主要キャラクターのコナンや毛利小五郎、蘭はもちろんのこと、目暮警部や阿笠博士、怪盗キッドといったサブキャラクター、さらには『コナン』作中でも一度しか出てこなかったようなファンでもなかなか思い出せないようなキャラクターや事件に使われた印象的なトリックや小物、さらには原作だけでなくアニメの劇場版を彷彿とさせる展開も飛び出す。

 こういった『コナン』にちなんだ様々な小ネタが作中にふんだんに盛り込まれているのが本作の最大の特徴で、『コナン』と合わせて観ることがマストな作品と言えるだろう。こういった『コナン』ファンなら誰しもニヤリとしてしまうネタの数々がアニメでもしっかり反映されることに期待したい。



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