瀧本美織、“仕事の幅が広がった”2024年を振り返る 2025年は「アクションをやりたい」

瀧本美織、仕事の幅が広がった2024年を語る

 ドラマプレミア23『財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~』(以下、『財閥復讐』)が、1月6日よりテレ東系でスタートする。復讐×不倫サスペンスというエッジの効いた作品で、渡邊圭祐とともにW主演を務める瀧本美織は、自分の野望のために夫を裏切るシタ妻・絵理香を演じる。自身のパブリックイメージとは真逆の女性・絵理香を、彼女はどのようにして作り上げたのか。初共演となる渡邊の印象や、絵理香と自身の共通点、そして2025年の抱負など、たっぷりと語ってもらった。

「意外とぶっ飛んだ役柄が好きなのかも」

ーー撮影現場は、どんな雰囲気ですか?

瀧本美織(以下、瀧本):すごく楽しいです! 伊勢家のみなさんと一堂に会するシーンなんかは、それぞれのキャラクターが濃くて面白いです。

ーー夫役の渡邊圭祐さんとは初共演ですよね。 

瀧本:そうですね。はじめましてが、ポスター撮影のときだったんですよ。

ーー初対面であの密着ショットを……!

瀧本:そうなんです(笑)。そのおかげで、一気に距離が縮まりました。取材の合間も、ずっとおしゃべりしていますね。お互いに地方出身だったりするので、そういうお話もできたりして。

ーー抱いていたイメージとのギャップはありましたか?

瀧本:最初は、クールで静かな方なのかなと思っていたんです。

ーーたしかに、そういうイメージがあります。

瀧本:でも、実はめちゃくちゃ面白い方で。わたしがポロッと言ったことに対しても、すごく笑ってくれるからうれしくて。ツッコんでくださるし、いじってもきますし(笑)。そのやり取りがすごく楽しいです。

ーー現場でも、お二人が中心になってムード作りをされているんですか?

瀧本:渡邊くん演じる由貴也とは、別軸でストーリーが進んでいくので、撮影現場ではなかなか会えないんです。だから、一緒に取材を受けたあとに、「撮影が始まったらあまり会えなくなっちゃうけど、復讐頑張ってね」って伝えました(笑)。

ーーそれにしても、“自分の野望のために夫を裏切るシタ妻”ってすごいワードですよね。

瀧本:本当に! わたし、その言葉に慣れなさすぎて(笑)。“サレ夫”とか“シタ妻”とか……すごいキャッチーな言葉ですよね。

ーーでは、絵理香に共感する部分はあまりないですか?

瀧本:うーん……ないと思いきや、理解できるなと思う部分はあります。絵理香は、自分の幸せが何かを分かっていて、それを全力で掴みにいく人だと思うんです。もちろん、やっていることはひどいんですけど、自分にも人にも素直なんだろうなって。

ーー瀧本さんは、絵理香のように“目標に一直線!”という感じではない?

瀧本:そういう部分もあるんですけど、わたしは、目標にたどり着くまでの過程に落ちていることにも、目を向けていきたいなと思っています。絵理香みたいに目標を達成するためだけに頑張るのもいいのかもしれないけれど、わたしは喜びを他人と共有できたときに幸せを感じるタイプなので。

ーー2022年放送のドラマ『Sister』(読売テレビ・日本テレビ系)も、かなりドロドロした作品ではありましたよね。

瀧本:あの作品も、えげつない役でしたよね。ただ、『Sister』の沙帆ちゃんも演じていて楽しかったです。絵理香さんもそうだけど、わたしは意外とぶっ飛んだ役柄が好きなのかもしれません。

ーーそういう役を演じていると、プライベートに影響が出たりはしませんか?

瀧本:役を引きずるタイプではないので、私生活も落ちてしまうとかはないですね。でも、お嬢様役を演じているときは、語尾がちょっとお嬢様っぽくなっていたりすることはあります(笑)。

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