ジャニーズWESTの勢いが止まらない 重岡大毅、濱田崇裕らが演技の分野で存在感発揮
これまでドラマや映画への出演がそれほど多いわけではなかった濱田崇裕も、現在『武士スタント逢坂くん!』で主演を務めている。春画が禁止されていた江戸時代、武士で春画師の逢坂総司郎は猥褻図画流布の罪で処刑されようとしていた。その直前に、彼は令和の時代へとタイムスリップし“まん画”と出会う。その自由な表現に魅了された彼は、その場に居合わせた中堅漫画家・宮上祐樹に弟子入りし、住み込みのアシスタントとして働くことに。深夜ドラマである本作では、第1話でいきなり素肌に亀甲縛りで登場したりと、濱田のかなり体を張った演技にも注目が集まっている。さらに2022年1月からは2019年に放送された『恋の病と野郎組』(BS日テレ)のSeason2が日本テレビ系列で放送されることが発表されており、今後も濱田の俳優として活躍はつづきそうだ。
そんな濱田と2018年の『卒業バカメンタリー』(日本テレビ)でW主演を務め、2020年にはやはり日本テレビ系列のドラマ『正しいロックバンドの作り方』で神山智洋とW主演を務めた藤井流星は、今年6月に公開された『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』でシリーズ最凶最悪のヴィラン視鬼神真玄という重要な役柄を演じた。かつて学園を滅ぼし追放された彼は、主人公・蛇喰夢子によって危機にさらされる私立百花王学園を侵略する。夢子は命がけのゲーム“指名ロシアンルーレット”で、視鬼神と対峙することに。藤井は自身初の悪役として、本作でこれまでとは違った鬼気迫る演技を見せている。全員オーバーアクト気味で独特の世界観を構築した同シリーズで、途中参加のキャストとしてはこれ以上なく溶け込んでいるのだ。
一方で、中間とともに『ヒルナンデス!』のレギュラーを務めている桐山照史は、舞台作品でも活躍している。ジャニーズJr.時代から事務所主催の舞台公演に出演することが多かった彼は、デビュー後『ブラッド・ブラザース』(2015年)や『音楽劇 マリウス』(2017年)などで主演を務めた。2020年にはコロナ禍により途中から公演が中止となってしまったものの、オール男性キャストの『泣くロミオと怒るジュリエット』で主人公のロミオを演じている。また、今年9月には、夏目漱石の名作『坊っちゃん』を悪役である赤シャツの視点から捉え直した舞台『赤シャツ』で主演を務めることも決定している。彼もまた着実に俳優としてのキャリアを積んでおり、今後の活躍にも注目したい。
映画、ドラマ、舞台、バラエティと、幅広いジャンルで活躍をつづけるジャニーズWESTの面々。結成・デビューから5年を超えてますます躍進する彼らは、日本のエンターテインメントを牽引していく存在となるだろう。その活躍をこれからも楽しみにしていきたい。