劇団 EXILE・青柳翔ら『たたら侍』、モントリオール世界映画祭ワールドプレミアで舞台挨拶

『たたら侍』ワールドプレミア舞台挨拶

 劇団 EXILEの青柳翔(31)と、EXILE、三代目 J Soul Brothersの小林直己(31)がカナダ現地時間29日、モントリオールで開催されている「第40回モントリオール世界映画祭」の「ワールド・コンペティション部門」に出品された、『たたら侍』(2017年初夏公開)のワールドプレミアに出席し、監督の錦織良成(54)とともに舞台挨拶を行った。

 本作はEXILE HIRO(47)が映画初プロデュースを手掛けた作品で、原作なしのオリジナルストーリー。 戦国時代の島根・奥出雲の村を舞台に、伝統を継承し守ることを宿命付けられた青柳演じる主人公が、葛藤や挫折を通して真の「武士」へと成長していく姿を描いた本格時代劇映画。

上映前に行われた舞台挨拶では、満席となった800人の観客から拍手で迎えられ、主演の青柳が 「監督とは前作の『渾身 KON-SHIN』(2013年公開)でもモントリオールに来させて頂き、こうして今作もモントリオールで上映することができ、本当に嬉しく思っております」と喜びを語ると、小林も「青柳が前作でモントリオールに来て、このたたら侍に繋がる道を作ってくれたので、自分もできることがあればと勉強した」と英語で挨拶をして観客を沸かせた。

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 上映が終了すると、再び観客から大きな拍手と歓声を浴び、上映後の舞台挨拶では、日本の文化や侍、 武士道についての質問が観客や報道陣から飛び交うと、映画初出演の小林は「映画祭自体が初めてだったのですが、立ち見の方もいらしたり、たたら侍という日本の文化を伝えている映画が、こうして国を超えて多くの方に届いたことに、僕自身、今日が始まりとして、もっと日本の文化やこのたたら侍を色々な方に知って頂きたい」と語った。

 ワールドプレミア終了後には会場ロビーでも、現地や海外含め、多数の観客や報道陣からの質問や写真撮影が行われ、小林は「物語のストーリーやメッセージを踏まえた上での質問が多く、凄く真剣に見て頂いてたんだなと感じた。それぞれ違う国の方の生活の中にも、日本の文化や武士道というものに関して、共感するものがあると感じた」と手応えを語ると、青柳も「色々な方に見て頂き、 このたたら侍のテーマにある想いを、日本中、世界中の方々に届けていければと思います」と自信をのぞかせた。

 1977年から開催されたモントリオール世界映画祭は、今年で40回目を迎える北米最大規模の映画祭。 青柳と錦織監督は、前作の『渾身 KON-SHIN』でも、同映画祭の招待作品に選ばれ、主演を務めた青柳は、 映画祭創設者のセルジュ・ロジーク氏から「黒澤映画の三船敏郎のようだ」と賞賛をうけ、急遽、主演女優賞のプレゼンターに抜擢された実績があり、今作では滝田洋二郎監督作『おくりびと』(2008 年)以来となる、グランプリ獲得にも大きな期待が寄せられている。

 なお、表彰式は現地時間の9月5日(月)に行われる。

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■作品情報
『たたら侍』
2017年初夏 新宿バルト9・TOHO シネマズ新宿 ほか全国公開
監督 脚本:錦織良成
エグゼクティヴ・プロデューサー:EXILE HIRO
出演:青柳翔、小林直己、AKIRA、田畑智子、石井杏奈、高橋長英、
甲本雅裕、宮崎美子、品川徹、でんでん、氏家恵、橋爪遼、 安部康二郎、菅田俊、音尾琢真、早乙女太一、中村嘉葎雄、 佐野史郎、豊原功補、山本圭、笹野高史、奈良岡朋子、津川雅彦
配給:LDH PICTURES
公式サイト:tatara-samurai.jp
(C)2017「たたら侍」製作委員会

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