18歳で課される究極の“選択”とは? 木爾チレンの新境地『あの子にしか行けない天国』10月7日刊行へ

木爾チレン『あの子にしか行けない天国』

 『二人一組になってください』などで知られる作家・木爾チレンの最新作『あの子にしか行けない天国』が、10月7日に小学館より刊行される。あわせて書影と特設サイトが公開された。

 本作は、18歳になった女性たちに課される究極の“選択”を通じて「幸せ」の真理に迫る物語。作中では「選択制度」が発足し、女性は18歳で『Ⅰ』18歳の身体機能・容姿を保ったまま45歳で寿命を迎えるか、『Ⅱ』従来通り老いながら90歳まで生きるか、いずれかを選ぶことを義務づけられている。『Ⅰ』を象徴する女優の母を持ち、自身も女優を志す紗月と、アイドルに憧れる莉々依。「いつか二人で、それぞれの分野の頂点に立とう」と語り合った親友二人の人生は、その選択を境に分かたれていく。

 新文芸誌『GOAT Summer 2025』から始動した本作は、著者集大成にして新境地となる長編と位置づけられている。オビ裏には刊行記念特別エッセイを掲載。書影と装画を手がけるのは今井キラ。主人公二名のイラストが本作を彩る。

 推薦コメントは作家の高瀬隼子、フリーアナウンサー・俳優の宇垣美里、作家の麻布競馬場、声優・俳優の黒沢ともよから寄せられている。

 刊行を記念して、紀伊國屋書店武蔵小杉店およびコーチャンフォー若葉台店にてサイン会が開催される。参加特典として両会場で缶バッジがプレゼントされる(絵柄は同一)。また、芳林堂書店高田馬場店では先着200名を対象に、宛名入りサイン本キャンペーンも実施される。

■コメント

高瀬隼子(作家)
生涯をかけて考え続けてしまう、問いを投げかけられた。
この作品のことを、「死ぬまで」何度も思い出すと思う。

宇垣美里(フリーアナウンサー・俳優)
この道しかなかったけど
この道以外捨てたから
せめてより良く強く美しく。
真摯に人生に向き合う少女たちの姿に
生きることの眩さを感じ圧倒された。

麻布競馬場(作家)
少女にしか語り得ない、かつてなく痛烈な現代批評。魂が削られるようだった。

黒沢ともよ(声優・俳優)
若さを、感傷でも勢いでもなく、丸ごとすくい上げる眼差しに、何度も息をのんだ。
大掛かりな仕掛けに脳が喜び、あっという間に読み進めたのだが、やはりそれだけでは終わらなかった。最後のシーンの手触りに、涙が溢れて気が付いた。
そうか、これはチレンちゃんの丸ごとなんだね。

■書誌情報
『あの子にしか行けない天国』
著者:木爾チレン
装画:今井キラ
価格:1,980円(税込)
発売日:2026年10月7日
出版社:小学館

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「新作」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる