【ONE PIECE考察】ルフィの自我がニカに乗っ取られている? 加熱するVSイム戦の裏側を考察

※本稿は『ONE PIECE』最新話までのネタバレを含みます。連載を未読の方はご注意ください。

 イムの形態変化とともに、まさかのキャラクターの大活躍を描いた『ONE PIECE』最新第1191話。今回はルフィの新能力をはじめ、気になる要素が多く盛り込まれた最新話の注目ポイントについて、ワンピース研究家の神木健児氏に聞く。

「今回ルフィで驚いたのが、瀕死になっていたのにあの傷を自分の意志で回復していたところですね。窮地に陥り覚醒のような場面になるかと思っていたので、治癒できるとなるとルフィは今の実力のままイムに立ち向かうのでしょうか。しかも、ギア5の状態でなければ死んでいたようなことも言っていて、相当高い治癒能力なんだと思います。あれだけの傷を負っても治るとなると、もう無敵にさえ感じますよね。ルフィが自分で、『今傷を再生してる』と言っていたじゃないですか。これまでも肉を食って『治った〜!』とかはあったんですけど、このハッキリとした言い方がルフィっぽくないなとも思っていて。ファンの間では、“ニカ”の自我が徐々に出てきているのではという考察が前からあるんですけど、このルフィらしくないセリフからその可能性があるのかなと私も感じました」

 最新話にはルフィがギャバンに、イムが一体何なのかを問う一幕もあった。

「『歴史のすべて』を知っているからだとは思うんですけど、ギャバンがイムを“神”と呼んだのは皮肉のように感じますよね。誰も神にはなり得ないのに、神を気取って君臨し続けている奴みたいな。ルフィが『太陽の神』の能力を宿しているので、『神vs神』の構図を作り上げているように思います」

 一方で、チョッパーはビブロに呼ばれ、何かを聞いた様子だが……。

「ビブロが、重要な事実を知っているのは間違いないと思います。それを聞いたチョッパーの『え』という反応を見ると、まだ『驚愕の』というほどではなさそうですが、このタイミングで伝えようとするのには意味があるでしょう。ビブロは元々人間だったという説もあったんですけど、チョッパーとしか話せないことが確定したので、元が人間だった可能性は薄くなった気がしますね。何百年も前からエルバフにいるので、ビブロからエルバフや空白の100年の超重要事項が明かされる可能性も、十分あると思います」

 最新話のタイトルは「ロキがいる」。これは、かつてロキと対立した“あのキャラクター”のセリフであった。

「ドレスローザ編で初めて登場して、その後もあまり目立った活躍シーンが描かれていなかったハイルディン。そんな彼が、故郷であるエルバフでしっかりと活躍してくれたのが、すごく嬉しかったです。イムにも、『英雄の槍(グングニル)』はちゃんと効いてましたからね。それと同時に、ロキへの気持ちがしっかりとあるのがわかって、胸が熱くなりました。ハラルド王が亡くなった事件での誤解があって、ハイルディンはずっとツンケンしていましたが、やっぱり信じているんだと。強さも買っているし、エルバフの未来にはロキがいるとちゃんとわかっているのが、過去も見た読者としては嬉しかったです」

 姿を変え、さらにパワーアップしたイム。圧倒的な強さでの蹂躙を止める術はあるのか。

「イムは形態変化があるんだろうなと思っていましたが、やっぱり体の形状や強さを変えられるようです。変化後はカイドウの人獣型を彷彿とさせる、4本の角がありました。『黒い翼』『褐色の肌』『白い髪』とルナーリア族を思わせる要素も多く、やはり色々な能力や強さを吸収している可能性もあると感じます。その強さに加え不死身能力もあるので、倒すビジョンが現時点では見えないですよね。ハイルディン、ロキ、そしてルフィの3人で大技『轟国』をぶつけましたが、正直それでも倒せるとは思えません。イムには下界に降りるリスクがあるようなことを五老星が言っていましたが、その影響をまったく感じず強くなり続けているのも気になります。一旦でも退ける唯一の希望は、そのリスクでしょうか……」

 イムを止めるのは一体誰か。ルフィの反撃に期待し、戦況を見守る。

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる