本物の思考力と教養を身につけるには? 新刊『AI時代の深く読む技術』年間3000冊読む著者の読む力の磨き方
読書家・渡邊康弘による書籍『AI時代の深く読む技術』が、朝日新聞出版より刊行された。
生成AIを使えば、長い文章の要約や情報収集を短時間で行えるようになった。では、AI時代にはもう本を深く読む必要はないのか。本書ではむしろ、「AI時代こそ、読む力を磨き、本を深く読まなくてはならない」という考えのもと、読書によって知識や思考を自分のなかに蓄える方法を紹介している。

そのキーワードのひとつが「体内LLM」だ。LLM(大規模言語モデル)が大量の情報をもとに言葉を生成するように、人間も読書や経験を通して知識と言葉を自分のなかに蓄積していく。そうして形成された知識の土台があるからこそ、AIに何を問い、返ってきた答えをどう判断し、どのように自分の思考へつなげるかが変わってくるという。
本書の著者・渡邊は、かつて1年に1冊しか本を読めなかったところから読書法の研究と実践を続け、現在では年間3000冊を読む。20年かけて磨いてきた読む技術を、「読む力のリハビリ」から情報収集、熟読、知識と思考の形成、アウトプットまで段階的にまとめている。
紹介されるのは、47秒から始める「読む力のリハビリ」、必要な本を見極める「スキミング」、漢字や太字を手がかりに要点をつかむ「漢字・太字読み」、「しかし」などの接続詞から論旨を追う「論理マーカー読み」、読む速度を4段階に切り替える「指速読」など。ビジネス書、小説、哲学書、教科書、論文、新聞、雑誌、辞典、マンガといったジャンル別の読み方も取り上げる。
また、著者が体系化した「レゾナンスリーディング(共鳴読書)」についても解説。本のすべてを理解しようとするのではなく、自分の経験や悩みと響き合う言葉を見つけ、そこから思考や行動につなげていく読書法で、10歳から91歳まで全国5000人以上が実践してきたという。
最終章「AI時代のアウトプット」では、「体内LLM」の構築に加え、音声入力を使って自分だけのAIエージェントを育てる方法や、AIに7つの役割を持たせる考え方などを紹介。読書で知識を蓄えることとAIを活用することを対立させるのではなく、両者を組み合わせて思考やアウトプットにつなげる方法を提示する。
購入者特典として、渡邊がこれまで読んできた4万冊のなかから選び抜いたジャンル別「名著リスト200」も用意されている。
■書誌情報
『AI時代の読む技術大全』
著者:渡邊康弘
発売日:8月7日
価格:1,980円(税込)
出版社:朝日新聞出版
購入者特典:ジャンル別「名著リスト200」




















