FANTASTICS 世界、“オタク全開”の異色作『世界館』に込めた思い「全部が混ざっているのが一番僕らしい」

FANTASTICS 世界、『世界館』を語る
世界『世界館』(幻冬舎)

 世界(EXILE/FANTASTICS)が7月20日(月・祝)、HMV&BOOKS SHIBUYAで行われたスペシャルブック『世界館』(幻冬舎)刊行記念プレス取材会に登壇した。

 幻冬舎とLDH JAPANがタッグを組み、毎月1冊、9カ月連続でFANTASTICSの書籍を刊行する大型企画【GL-9 ~FANTASTICS BOOKS~】。本プロジェクトの5作目として、パフォーマー、そしてグループのリーダーのひとりである世界のスペシャルブック『世界館』をリリースする。

 LDH屈指の実力を誇るパフォーマーとしてのA面、そしてアニメマガジンで連載を持つほどのサブカル好きというB面。そのギャップある二面性にフォーカスした本作は、総勢9名のゲストを迎え、A面ではダンサーとしてのこれまでの歩みはもちろん、世界と縁の深いゲストとの対談や、地元・横須賀での撮影も実施。B面では本人たっての希望でスペシャルな企画も実現し、ここでも特別なゲストとサブカル談義を繰り広げている。さらに、このスペシャルブックだけの“特典”も付属する、本プロジェクトきっての異色作となっている。

 まず、フォトセッションで披露したお気に入りのページとして、『勝利の女神:NIKKE』のヒロイン・アリスのフィギュア写真を選んだ理由について、「理由はですね、SNSにも載せていないんです。ああいうフィギュアは。ゴリゴリのオタクではあるんですが、一応SNSには載せないようにしている写真を今回載せたいということで、お気に入りのページですね」と説明。「すごい恥ずかしいですね、真面目に。ゲーマーでもない、アニメ雑誌でもない人たちの前で言うのは、なんか不思議な気分です」と本音を吐露した。

 他のメンバーとは異なる異色作となった本著について、制作中に一番大変だったことを聞かれると、「原稿チェックです。死ぬほど原稿チェック大変でした」と即答。「1個の原稿チェックに2~3時間かかるじゃないですか。それが人数分と自分のやつと、いろいろあったので、合計すると14時間ぐらいやった気がします」と語り、「誤字脱字というよりは、一緒に話してくれた人の意図とか僕の意図とかを、こう難しいじゃないですか。ニュアンスとか専門用語がいっぱい出てくるので、そこが大変でした」と、マニアックな内容だけに確認作業に苦労したことを明かした。

 今回9名のゲストと対談した中で印象的だった話を聞かれると、「今パッと思い浮かぶのは、漫画『BLACK LAGOON』の作者・広江礼威先生が、『世界さんはラブコメに出てほしい』って言ってくれたことですね。あんなにハードな漫画を描かれる方が、僕にラブコメに出てほしいって言ってくれるのがすごい。初めて言われましたね」と笑顔で答えた。

 FANTASTICSの書籍を刊行するシリーズの中で、『世界館』で一番自分らしさが出ている場所を聞かれると、「なんか闇鍋みたいなところじゃないですか? ごった煮みたいな本なんで。写真も、もう最初は『写真なくてもいいんじゃないですか』って僕は言ったんですけど、どうしてもマネージャーさんたちが『本当の世界さんを見せたいです』って言ってくださって、説得されて撮ったんです。そういうのも混ぜつつ、対談させていただいた人たちも、本当にいろんなジャンルがいるので。ラッパーもいるし、ライターもいるし、声優もいるし、ダンサーもいるし、漫画家さんもいるし。全部が混ざっているのが一番僕らしいかなと思いました」と紹介した。

 今回の対談の中で刺激を受けた人物については、「KENZO(DA PUMP)くんと、こうして媒体を通してエンタメのことだったり、昨今のメディア×ダンスみたいな部分について話したのは初めてだった気がするので、そこはお互いすごくいい刺激になりました。2人で何かやりたいね、みたいな話もさせてもらったので、改めてすごく面白くなったなっていう気はします」と語った。

 これまで4人が写真集という形で本を出版している中、今回はこうした個性的な本を出すことになった理由を改めて聞かれると、「僕が初めて出させていただく本なんですよ。写真集も出したことがないので、せっかく最初の1冊を出すなら面白い方がいいかなと思って。まあ僕がベッドでこうなんかやってるのも面白いですけど(笑)。ただ、なんかちょっと違うかなっていう、需要と供給が合ってない気もしつつ。だったら今までお世話になってる人とか、一緒に仕事したことがある人とか、あと僕軸でいうと、何をどう考えているのかみたいなのが、同じような人のヒントになれたらうれしいなって思って。例えばEXILEに入らせてもらって、ずっといわゆる『オタクです』みたいなことをあまり言えなくて、悩んでいた時期もあったので。同じような境遇の人がいたら、これを読んでもらって、少しでも手助けになれたらいいなって。ダンサーもそうですけど、そういう人たちに読んでもらえたらうれしいなと思って」と理由を明かした。

 FANTASTICS結成10周年を迎え、リーダーとしての思いを聞かれると、「もうなんかあっという間だったなという気もしますし、まあ長かったなっていう両方本当にある感じなんですけど、FANTASTICSは、言ってしまえば最初はLDH色が強めっていう印象を多分みんなそんなに持ってなくて。でも実際に蓋を開けてみると、結構みんなちゃんと持ってますし、それぞれのパーソナルな個性がめちゃくちゃ強いチームではあるので。11年目に入る時には、もっとそこを出せるといいかなっていうのは、リーダーとして思います」と語った。

 最後に、本作で自身のオタク度をどれくらい出せたかと聞かれると、「まあ濃度は濃いと思うんですけど、数値だと1万がMAXだったらどのくらい? MAXが1万っていうところがもうバグってますけど(笑)。でも10だったら5割ぐらいは出せてるんじゃないですかって気はします。でも2割って書いた方がかっこいいんで、2割にしておきます」と話し、会場の記者たちの笑いを誘った。

■書誌情報
世界(EXILE / FANTASTICS)スペシャルブック『世界館』
価格:¥2,300+税
発売日:2026年7月20日
出版社:幻冬舎

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「イベント」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる