『学歴狂の詩』著者・佐川恭一の新作小説、2026年1月刊行へ

佐川恭一の最新小説『七浪京大卒無職・院等寺庵乃雲の奔走』(光文社)が2026年1月21日(水)に発売される。
【画像】「京大生黒ギャル交際事件」一話無料版が各電子書店・編集部noteにて配信開始
同書の刊行に先駆けて、2025年12月25日より、収録作「京大生黒ギャル交際事件」の一話無料版を各電子書店・編集部noteにて配信開始される。冒頭だけでなく、作品世界や読後感までを体感してもらいたいーーそんな意図から、一話無料版を特別配信。「京大生黒ギャル交際事件」は、主人公・院等寺庵乃雲が、このハチャメチャな青春物語に走り出す契機となる出来事であり、同作の象徴的な作品のひとつ。各電子書籍ストアおよび編集部noteにて配信しており、どなたでも閲覧可能となっている。一足先に『七浪京大卒無職・院等寺庵乃雲の奔走』を読んだ書店員からコメントが届いた。
どんなことでも行動するって人を変えるなと強く思う。勇気をもらえる一作だった。
(京都大学生協ブックセンタールネ・津田遥音)
ラストに向かうにつれて理解不能レベルは頂点に達する。同時にずっと隠れていた作品のテーマが燦然と輝きだす。「いや、誰がこんな展開になるってわかるんや!?」
(ブックファースト梅田2階店・後藤亜衣理)
絶望、救いようがない、そんな今の状況でも、その文章に笑えてしまう。男女バディものとしても最高だ。
(ジュンク堂書店滋賀草津店・山中真理)
ブッ飛んでいるのにところどころ人生の核心をついてくる名言の数々。こんな物語、佐川恭一にしか書けません!
(未来屋書店碑文谷店・福原夏菜美)
「京大生黒ギャル交際事件」あらすじ
受験勉強と読書以外何もしてこなかった38歳、院等寺庵乃雲。ノンフィクションの執筆テーマを求め、ヤバそうな人間のいる京都大学へ赴くと、可愛い黒ギャルを連れた、冴えない男を発見する。京大生で黒ギャルと付き合えるのには何らかの謎があるに決まっている! 院等寺はそう確信し、二人を尾行しはじめる――。
一話無料版 概要
・公開内容:「京大生黒ギャル交際事件」(『七浪京大卒無職・院等寺庵乃雲の奔走』所収)
・公開開始日:2025年12月25日
・公開方法: 各電子書籍ストア(無料配信)・光文社文芸編集部note
『七浪京大卒無職・院等寺庵乃雲の奔走』あらすじ
金なし、職なし、友人なし――でも、ノンフィクション作家になる自信だけはある。38歳、周回遅れの青春にいざ出走。『学歴狂の詩』で話題の著者が描く、疾風怒濤の“中年”青春物語。受験勉強と読書以外、なんにもしてこなかった38歳、院等寺庵乃雲。世界的ノンフィクション作家になって一発当てるべく、怠惰な男が遂に動き出す。執筆テーマを求めて母校・京都大学を訪れる院等寺の前に立ちはだかるのは、受験期に勝るとも劣らない難問奇問の数々。「京大生黒ギャル交際事件」、高偏差値集団主催のリアル脱出ゲーム、そして過激思想を掲げる巨大組織の陰謀。予備校時代の同級生・間宮の協力を得ながら、院等寺はこれらに立ち向かい、夢の実現のために少しずつ変わり始める……。
著者プロフィール
佐川恭一 さがわ・きょういち
1985年、滋賀県生まれ。京都大学卒業。
2012年『終わりなき不在』でデビュー。2019年「踊る阿呆」で第2回阿波しらさぎ文学賞受賞。2025年に刊行した学歴ノンフィクション『学歴狂の詩』が、大きな話題を呼ぶ。
近著に『シン・サークルクラッシャー麻紀』『清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた』『就活闘争 20XX』『人間的教育』『楽園』等がある。
■書誌情報
『七浪京大卒無職・院等寺庵乃雲(いんとうじあんのうん)の奔走』
価格:1,980円(税込)
発売日:2026年1月21日
出版社:光文社






















