【話題作試し読み】人間になった飼い犬と同棲!? グローバルヒットの異色webtoonコメディ『マルは子犬。』

マンガ好きの多くが「webtoon」と聞いて思い浮かべるのは、美麗な作画でときめきが止まらないロマンスファンタジーや、異世界を舞台にした刺激的なバトルアクションかもしれない。しかしいま、そうしたスペクタクルではなく、ちょっとおかしな日常を描いたある作品に注目が集まっている。LINEマンガで連載中の『マルは子犬。』(mojo)ーー韓国をはじめとしたグローバルではすでに大人気で、「2025 WORLD WEBTOON AWARDS」では本賞を受賞。ポップアップストアを開けば長蛇の列ができるヒット作だ。
一人暮らしはさみしい。食生活を気にかけてくれる人もいなければ、寝込んだ時に看病してくれる人もいない……。ひとり部屋でため息をつく女性。彼女が「いつもそばにいてくれる誰かがほしい」と願うと、なんと愛犬が素敵なイケメンに変身するーーそんなテレビドラマの導入を観て、「犬が人間になれるわけないでしょ?」と冷静にツッコミを入れるのが、本作の主人公・一人暮らし3年目の内野友里だ。
それでも、一人暮らしはやっぱりちょっとさみしい。愛犬のマル(4歳のプードルミックス犬)につい本音をこぼすと、なんとドラマと同じように人の姿に。しかしそれは、完全無欠のスーパーダーリンではなく、手間のかかりそうな子どもへの変身だった。そう、『マルは子犬。』は、友里がマルの“子どもらしくもあり、犬らしくもある”予測不能の行動に翻弄されながら、賑やかな日常を送っていく物語なのだ。
マルのぶっ飛んだ言動と、友里のリアクションやツッコミが面白く、「ギャグマンガ」にカテゴライズしても違和感がないほどユーモアたっぷりに描かれている本作。テンポよく展開する騒動を見ているだけでも楽しいが、不思議な癒しと温かさを感じてしまうのが、人気の秘密だろう。
友里も、ご近所さんたちも、それぞれどこか現代的な問題を抱えている。友里の部屋の下の階に住むナイーブな青年、一風変わった健康法にハマる老人、顔が怖くて子どもになつかれない幼稚園の先生など、「人とのコミュニケーションが上手くいっている」とは言い難い隣人たちだ。友里自身も良識のある女性だが、自分から積極的に行動するというより“巻き込まれ体質”で、どこか事なかれ主義的なところがあるように思える。そこへマルが、常識外れで、だからこそ「何のしがらみもない純粋さ」を武器に縦横無尽に動き回り、さまざまな壁を壊していく。この“愛すべきトラブルメーカー”がいなければ、彼らの微笑ましい交流は生まれていなかったかもしれないし、互いを嫌悪しながらすれ違い続けていた可能性すらある。
『マルは子犬。』は読者にとっても、笑いとともに凝り固まった頭をほぐしてくれる作品だ。そして本作は、LINEマンガの新機能「∞無料(無限無料)」の対象作品で、完結まで完全無料で楽しむことができる。いまから毎週の楽しみにして、流行を先取りしてみてはいかがだろう。
『マルは子犬。』
作者:mojo
作品URL:https://manga.line.me/product/periodic?id=Z0003888
コピーライト:©mojo/LINE Digital Frontier
■「∞無料(無限無料)」って?

※完結してすべての話が完全無料話に切り替わった一定期間後、一部の話は無料チャージ話になります。
『マルは子犬。』
作者:mojo
作品URL:https://manga.line.me/product/periodic?id=Z0003888
コピーライト:©mojo/LINE Digital Frontier



















































































































































































