井上咲楽「健康なのは発酵のおかげ」最新レシピ本出版記念イベントレポート

井上咲楽、最新レシピ本出版イベントレポ

 タレントの井上咲楽氏が11月1日、ジュンク堂書店池袋本店で発酵レシピ&エッセイ集『井上咲楽の発酵、きょう何作る? 何食べる?』の出版記念イベントを開催した。

 10月31日に発売された本書には、発酵から料理に目覚めたという井上が、これなら作れる、食べたいと思える、リアルでゆるい発酵自炊レシピを50点以上紹介しており、書き下ろしたエッセイも収録されている。

 イベント前に行われたメディア取材で井上は、「1冊目の料理本(『井上咲楽のおまもりごはん』)を出した後に、『発酵食品を作ってみたいけれど、ちょっとハードルが高くてなかなか手が出せない』という声をいただいたんです。なので、発酵食品の作り方と、その発酵食品を使った料理をいくつか掲載することで、みなさんに発酵食品の使い方がわかればいいなと思いながら作りました」と発酵に特化したレシピ本を出版した経緯を明かした。

 お気に入りのページを聞かれると「白身魚のザーサイ蒸し」のページを広げて見せてくれた井上氏。「料理本を作っている時期から、ザーサイにとってもハマっておりまして(笑)。ザーサイは発酵食材でもあり、余ってもおつまみとしてそのまま食べられるっていうところがいいなと思って。発酵(料理をする)初心者でも気軽な気持ちで作ってもらえたらなと思います」と笑顔で答えていた。

 4姉妹の長女でもある井上氏。本書に登場する家族について問われると「東京でもたくさん試作品を作ったんですけど、一人ではなかなか食べきれないから、品数が作れなくて。実家には10代~50代と幅広い年齢層がいるので、その意見を聞きながら料理をしました」と制作の裏側を明かした。しかし、栃木県益子町にある実家には「この夏、(やっと)クーラーが入ったんですよ!」というから驚きだ。「信じられないですよね! それまでは1人1台扇風機をつけていました。Wi-Fiはあるけどクーラーはなかった」と会場を笑わせつつ、「暑い中、食べてくれてありがとう」と家族への感謝の言葉もしっかり述べていた。

 本の帯に、お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきお氏のメッセージが寄せられたいきさつについては、「東京の家がご近所で、よく物々交換やお裾分けをしている仲」だったことがきっかけだったという。多忙のふたりゆえ、直接渡すというよりは「『ここに置いときます』といった感じで置いていったり、伊達さんの娘さんが届けてくださることもあって。でも(井上が)忙しいからピンポンはするなと(伊達の奥さんが)伝えているそうで、まだ一度も娘さんに会えてないんです。塩麹を使ったオムライスはお子さんに人気のメニューなので、いつかは伊達さん家の台所泥棒をして、オムライスを食べてもらいたいです」と今後の目標も明かした。

 「大きな病気をすることもなく健康に過ごせているのは発酵のおかげかなとも思ったり。ヘアメイクさんに肌をほめてもらえることが多いです」という本人談どおり、最後まで元気いっぱいの笑顔のツヤ肌で新著について語った井上氏であった。

 

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