目黒蓮 × 高橋文哉は新時代の名バディに? 実写版『SAKAMOTO DAYS』に期待される“最高の相性“

目黒蓮主演で実写映画化されることが発表され、大きな話題を呼んでいる『SAKAMOTO DAYS』。原作は『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の鈴木祐斗による人気コミックで、累計発行部数はすでに1500万部を突破している。先だって、主人公・坂本太郎(目黒)の元部下・朝倉シン役を、高橋文哉が演じることが明かされ、SNS上では「楽しみ!」と歓喜する声であふれた。
キーとなるのは、“坂本×シン“の相性の良さ
本作の主人公・坂本太郎は、かつて“伝説の殺し屋“として恐れられた存在。しかしある日、買い物先のレジで出会った女性・葵に一目惚れし、結婚・引退・子育てという穏やかな日々を選ぶことに。現在は「坂本商店」を営み、妻と娘に囲まれながら“幸せ太り“を絵にしたような平和な体型に。だが、その内側には一瞬で敵を仕留める超人的な戦闘センスが眠っているのだった。
この見た目はほのぼの、なのに実は「最強」というギャップが、作品の最大の魅力。寡黙で表情もほとんど変わらない坂本の心の中を観客に伝える存在こそが、高橋演じる朝倉シンだ。誰よりも坂本を慕っているという関係性に加えて、相手の心を読むことができるエスパーであるシン。坂本の心情を代弁し、時にツッコミ役も務める。つまり、ふたりが醸し出す空気感の尊さが、実写版の成功を大きく左右する。
そんな中、公開前からすでに“最高の相性“を感じさせる出来事が起きている。10月14日、キャスト発表と同時に目黒が自身のInstagramストーリーズで、高橋とプライベートでゴルフに出かけた写真を投稿。さらにその夜、高橋は自身のラジオ番組『高橋文哉のオールナイトニッポンX(クロス)』(ニッポン放送)で「時間ある?」と目黒に誘われた裏側について語ったのだ。
高橋はこれまで共演者となかなかプライベートで遊に行くタイプではなかったようだが、目黒からの「時間ある? ゴルフ行っちゃおうか?」というフランクな誘いには自然と乗り気になったようだ。「車にも乗せていただいた」といい、「そこでもいろいろな話をしました」と。その“頼れる兄貴“と”素直な弟“のような関係性は、坂本とシンに通じるものがある。
さらに、高橋自身が考案したという「文字数増えしりとり」で遊んだというエピソードでは、「目黒さんが、めちゃくちゃ弱くて(笑)。頭の回転とか速いイメージあったんですけど」と意外に苦戦する目黒について、高橋が愛しそうに話す。そんなやりとりも、坂本の天然ぶりとシンのツッコミ役を想起させる。本作での坂本&シンとしてのふたりも早く見てみたいという気持ちにさせた。
身体能力の高さでも期待が高まる、新時代の名バディ誕生
『SAKAMOTO DAYS』の実写化で大きな鍵を握るのは、アクションシーンの再現度だ。漫画やアニメでは、超高速の動きやコミカルな戦闘演出が大きな魅力となっているが、これを生身の俳優がどう再現するのか。そこに目黒と高橋のポテンシャルが大いに活かされる。
Snow Manのメンバーとして日々パフォーマンスを磨く目黒は、ダンスで培った柔軟さと体幹の強さを武器に、スピードと重さを両立した動きを見せるだろう。劇場版『トリリオンゲーム』ではアクションにも挑み、動と静の切り替えに磨きをかけた。その経験が、坂本の「かつての最強」ぶりを現実味のある形で表現するはずだ。
一方、高橋も『仮面ライダーゼロワン』での主役経験を皮切りに、近年は『伝説の頭 翔』(テレビ朝日系)で多くの敵を圧倒する格闘シーンを披露。技術的にも体力的にも、実写アクションに必要な素養を持つ。今回、ふたりそろって「ここまで激しいアクションは初めて」と語っているが、むしろこの挑戦は必然だったのかもしれない。
「今後自分の武器になるかもしれない」と手応えを感じる目黒に対して、高橋も「この方の背中を追いかければ間違いない」と自信をのぞかせた。我道を突き進む目黒と、その背中に刺激を受けて、より生き生きとしていく。それはまさに、坂本とシンの絆そのものだ。
プライベートでも信頼を築き、芝居でも互いを高め合うふたり。坂本とシンとして、そして目黒と高橋として。スクリーンの上で生まれるその呼吸の重なりが、実写版『SAKAMOTO DAYS』を唯一無二のバディムービーへと押し上げる。2026年GW、我々が目撃するのは映像界の新たな名コンビ誕生の瞬間かもしれない。
























