『サンキューピッチ』上坂すみれ、上田瞳、雨宮天……阿川先生のCVは誰が適任? 三者三様のボイスコミックに読者沸く

『サンキューピッチ』阿川先生のCVの適任は

 「次にくるマンガ大賞2025」Webマンガ部門1位に選ばれた住吉九『サンキューピッチ』(集英社)。2025年10月3日のコミックス第3巻発売に併せて1人のキャラクターにスポットライトを当てた動画が連日投稿されている。


 1日に3球しか全力投球ができないピッチャー、甲子園出場を目指す策謀家のキャプテン、野球歴2ヶ月の頭脳派(?)キャラ、ときに幼いころの弱気な自分が表出するピッチャー……を溺愛するキャッチャーなどーー。本作には一癖も二癖もある個性的なキャラクターが数多く登場する。


 そんな登場人物たちを差し置いてスポットライトが当てられたのは女性監督・阿川先生だ。


 第6話で初登場した阿川先生。野球の三拍子として「紹興酒(正しくは走攻守)」と話したり、生徒のやる気を上げるため「先生を甲子園に連れてって♡」とポーズを構え「テメェで行け!!」「チャリで行け!!」と一蹴されたりなど、数コマしか登場していないにも関わらず前述した登場人物たちに負けないほどの強烈な個性を見せつけた。

 初登場以降かなり尖ったキャラクターとして注目が集まった阿川先生。コミックス第3巻の発売に併せて、YouTube「ジャンプラチャンネル」にて上坂すみれや上田瞳、雨宮天といった、さまざまな声優が阿川先生を演じるボイスコミックが連日投稿されている。

 先に公開された2本の動画は1週間足らずで60万以上の再生数を記録。10月9日に投稿された最新動画「雨宮天の「下ネタ苦手なんだゾ⁉」なサンキューピッチ 阿川先生【コミックス第3巻発売記念】」も再生数が投稿から24時間以内に30万回を突破するなど反響を呼んだ。  ちなみに「次にくるマンガ大賞」受賞時に作者・住吉九は「(略)最後に阿川監督にも感謝を。監督がたくさんの読者を呼んでくれたと思っています。締切が迫る中、監督をどうしようかと悩んでいる時に趣味で描いていた落書きを見返して彼女が生まれました。」とコメント。数々の登場人物を差し置いて阿川先生が取り上げられている。

 また受賞後に住吉九は同賞で2024年Webマンガ部門1位に輝いた『ふつうの軽音部』とのコラボイラストを投稿。イラストのセンターを阿川先生が飾った。加えて同賞2025年コミックス部門で1位を受賞した『魔男のイチ』の作者・原作:西修と宇佐崎しろから住吉九へ贈られた受賞記念コラボイラストでも阿川先生は描かれている。


 『サンキューピッチ』を象徴するキャラクターの1人となった阿川先生。敵・味方ともに強烈な個性をいかんなく発揮する野球少年たち、そして阿川先生の活躍から目が離せない。

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