2024年に再結成したオアシスの魅力に迫る『文藝別冊 オアシス ブリットポップ不滅の王者』

『文藝別冊 オアシス ブリットポップ不滅の王者』(河出書房新社)が10月7日に発売された。
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2024年8月、突如として再結成を発表し、今年7月に幕を開けたツアー「oasis live'25」で世界を熱狂の渦に巻き込む90年代を象徴する伝説のバンド・オアシス。
2009年の解散から15年を経ての突然の再結成、ワールドツアー開催のアナウンスは国境、世代を超え巷間の話題をさらい、2025年7月から約5か月間にかけて行われる欧州、北米、中南米、アジア、豪州での全41公演は瞬く間にソールドアウト。ブリットポップ不滅の王者、オアシスの再始動は最大級の歓喜、喝采とともに迎えられている。
『文藝別冊 オアシス』は、ノエル、リアムのギャラガー兄弟が繰り広げる挑発的な言動と不朽の名曲群の軌跡を振り返りながら、オアシスというバンドが確かに形作った時代とその背景に迫る決定版。
デビュー初期から注目し、バンドのキャリアをつぶさに見届けてきたライター、オアシスとの出会いから音楽誌を志した編集者をはじめ、同時代に活動するミュージシャン、再結成ツアーの公式ロゴを制作したグラフィックデザイナー、音楽を偏愛する20代実業家などの言葉を掲載。
1990年代という時代、出身地マンチェスターの濃厚な地域性、音楽ビジネスと文化受容の変遷といった視点からの批評、映画、ファッション、アートとの関係性をたどった論考も併録される。
■書誌情報
『文藝別冊 オアシス ブリットポップ不滅の王者』
編者:松村正人
価格:1,782円(税込)
発売日:2025年10月7日
出版社:河出書房新社






















