ドラマ『ひらやすみ』岡山天音、森七菜、吉岡里帆に続くキャスト発表 ちょっぴり情けないけど憎めないヒデキを演じるのは?

ドラマ『ひらやすみ』ヒデキを演じるのは?

 「マンガ大賞2022」で3位に選ばれるなど、さまざまな漫画賞にノミネート・受賞を果たしてきた真造圭伍『ひらやすみ』(小学館)。東京・阿佐ヶ谷、1軒の平屋を舞台に、人々のあたたかな日常を優しく描く作品だ。2025年7月にアニメ化が発表されたほか、11月からはNHK系列にてドラマ版の放送が予定されている。

 ドラマの放送に先駆け、公式サイトなどでは登場人物を演じるキャスト陣が続々と発表されている。本稿では登場人物やキャスト陣を振り返りたい。

 物語の主人公は生田ヒロト。フリーター生活を送りながら平屋で暮らす29歳。作中では穏やかなヒロトのもとに、友人や偶然知り合った人など、さまざまな境遇の、さまざまなキャラクターが集まってくる。ヒロト役を演じるのは岡山天音だ。


 ヒロトの従妹であり、ヒロトとともに平屋で生活を送ることとなる女子大生・小林なつみも、本作の主要人物の1人。進学を機に上京したものの、都会での新生活に悪戦苦闘することになる。そんななかヒロト、友人たちとの出会いをきっかけに少しずつ変化していく。そんななつみ役を森七菜が演じる。


 吉岡里帆が演じる立花よもぎも、なつみと同様にヒロトとの出会いから変化が訪れる人物の1人として挙げられる。不動産会社に勤めるよもぎは仕事にまじめに取り組み、ビル群の夜景を望めるマンションで暮らすビジネスウーマンであるが、抱えている心情もありーー。作中でヒロトに対し「み…みんながみんなぁ~っ、アナタみたいに生きられると思わないでよぉ~…っ。」と言葉をぶつけるワンシーンが、いかに実写で表現されるのだろうか。


 追加キャストとして発表されたうちの一人は吉村界人。これまで紹介したキャラクターとはひと味異なる、ユーモラスで、個性的な人物、ヒロトの古くからの親友である野口ヒデキを演じる。ヒロトと遊びや酒をともにするなか、妻やこどもなどのことや仕事などに関する、哀愁のようななにかが漂う人物で、可笑しくも見えつつもたしかに大人キャラクターだ。


 ヒロトにとってヒデキがキーパーソンであるならば、なつみにとってのキーパーソンは大学で出会う友人・横山あかりであろう。慣れない環境に苦悩するなつみに優しく接するあかりは、なつみと少しずつ関係を築いていく。純粋なあかりを演じるのは光嶌なづなだ。


 そしてヒロトに平屋を譲ったおばあちゃん、もとい「はなえばーちゃん」も欠かすことのできない登場人物であろう。少しひねくれているようにも映る愛情は、ヒロトだけでなく多くの読者・視聴者にとっても印象的に映るはずだ。いじわるそうで、たしかにあたたかいばーちゃんを根岸季衣が演じる。


 アニメ版に先駆けドラマ版が放送される『ひらやすみ』。少しずつ冷え込んでいく時期に、多くの人のあたためてくれるドラマ作品となるだろう。

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