『CITY』『日常』のあらゐけいいちのキャラが永谷園「パ・キット」CMに アニメーションで美味しさ・手軽さを表現

あらゐけいいちのキャラが永谷園のCMに

 2011年にアニメ化された『日常』(KADOKAWA)や、2025年夏季よりアニメ版が放送開始された『CITY』(講談社)の作者・あらゐけいいちが永谷園「パ・キット」のCMを手掛け、話題となっている。


 永谷園の「パ・キット」は電子レンジで調理を完結できるパスタソース商品。アニメーションで表現されているように、半分にパキッと折った乾麺のパスタと水を入れて電子レンジで加熱するだけでOKだ。

 CMの動画が掲載された投稿は1万以上のいいねを記録。投稿には「かわいい」といった声、『CITY』の登場人物になぞらえ「劇団テカリダケの出張公演やないか!」というコメントが寄せられた。

 CMとともにあらゐけいいちのXアカウントでは別のアニメーションも投稿。パスタを勢い良く食べるキャラクターのGIF画像が投稿され、こちらも1万以上のいいねを記録するなど注目を集めている。


 あらゐけいいちは漫画家として活動しつつ、さまざまなイラスト・アニメーションを制作してきた。『ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論』(講談社/2021年7月23日刊)『小説の小説』(KADOKAWA/2022年9月2日刊)『コミティア魂 漫画と同人誌の40年』(フィルムアート社/2024年3月2日刊)といった書籍の表紙イラストがその一例だ。


 2024年に発売されたゲームソフト『SCHiM - スキム -』のパッケージイラストもあらゐけいいちが手掛けたものだ。このゲームはスキム(精霊のようなもの)として街に暮らす人々、街にたたずむ建物などの「影」を移動しながら進行するゲームとなっている。


 あらゐけいいちの手がけたものとして、とくに大きな注目を集めたのは令和6年度の教科書であろう。『小学生の音楽』(教育芸術社)の表紙・紙面にはあらゐけいいちのイラストが採用。『日常』『CITY』を彷彿とさせるイラストの数々に大きな反響が寄せられた。

 ちなみに永谷園「パ・キット」のCMに登場したおばけやとり、ねこや小豆面田といったキャラクターの詳細な設定資料も公開されている。シンプルながら情報量のある、豊かで心地よい「あらゐワールド」全開なCM作品といえるだろう。

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