【漫画】部下をご飯に誘うのはハラスメント? 上司と部下のすれ違いにキュンとするラブコメ『ハラスメントが怖いマキ先輩!』

職場で起こったミスを自らカバーし、部下から“完璧な上司”と尊敬される1人の女性。しかし、彼女は心のうちにとある心配事を抱えていて……。
頼りになる上司とかわいい部下のほんわかするすれ違いコメディ漫画が、「断れない系部下にハラスメントしかけた話」の文章とともにXにアップされた。本作は漫画家・大沢やよい(@osawa841)氏が描く、『ハラスメントが怖いマキ先輩!』の第一話だ。
コミックサービス「comipo」をはじめとした電子書店での配信や発売されたコミックス第1巻が好評を博す本作。創作経緯や主人公の魅力的なキャラクター像について、大沢やよい氏に話を聞いた。(青木圭介)
続きを読むには画像をクリック

ーー本作を創作した経緯を教えてください。
大沢やよい:株式会社forcsの「じるみて」というレーベルで、連載のお話をいただいたのが創作したきっかけでした。連載にあたって、ありがたいことに「特に内容の縛りもなく、好きなものを描いていい!」と言っていただき、自分の描きたいものを詰めて制作しました。
ーー描きたいモノを詰めたということですが、“ハラスメントに怯えるしごでき上司と上司を尊敬する部下”はどのように誕生した設定ですか?
大沢やよい:元々、年の差・身長差・先輩後輩などの「差」がある2人組が好きなんです。2人のキャラクターも、そこから出来上がったものでした。立場の差があるからこそ築ける信頼もあれば、差があるせいで難しくなるコミュニケーションもある。そのすれ違いを、“ラブコメのもどかしさ”に絡めて物語にしてみたいと思ったんです。
ーー特に“ハラスメントを気にするまったく問題ない上司”というキャラクターが、非常に魅力的だと感じました。主人公を描くうえで、こだわっている点はありますか?
大沢やよい:やっぱり、読んでいる方に応援してもらえる人物になればいいなと思いながら描いています。「それは考えすぎだよ!」「早く相手の気持ちに気づいてよ!」など、マキ先輩にやきもきしたりツッコんだりしながら応援してもらえたら嬉しいですね。
ーー本作のなかで、大沢やよい氏自身が気に入っているポイントは?
大沢やよい:マキ先輩のイケイケな仕事ぶりと、内面とのギャップが好きです。マキ先輩の焦り顔や絶望顔は、毎回描いていて楽しいですね。
あとは私個人として、ドーベルマンのようなクールビューティーがポメラニアンのような子にほだされている図が最高に好きなので、そこも楽しんでもらえたら嬉しいです!
ーー漫画を連載するうえで、心がけていることはありますか?
大沢やよい:私は読んでいる人が、キャラクターの性格や行動を想像する余地があるような見せ方を心がけています。どんな些細なシーンでも、キャラクターの魅力が伝わる描写を入れられるように気をつけていますね。
ーー最後に、本作の今後の展望を教えてください。
大沢やよい:“オフィスラブコメ”というテーマの、代表的な漫画にしたいなと思っています。「オフィスラブコメといえば『ハラマキ』!」と思ってもらえるような作品にできたら嬉しいです!






















