『葬送のフリーレン』約7カ月ぶり連載再開に反響 「待ってました」「エルフ時間で描いてる説」

 7月23日発売の『週刊少年サンデー』34号にて、漫画『葬送のフリーレン』が約半年ぶりに連載を再開した。掲載されたのは第141話「平和の象徴」。緊迫感漂う舞踏会の開幕が描かれた。その後、7月30日には漫画アプリ「サンデーうぇぶり」でも同話が公開され、さらなる反響を集めている。

 本作の前話(第140話)は2024年12月25日発売号に掲載されており、本誌上では実に約7カ月ぶりの再開となる。休載が長期にわたった理由について公式からの明言はないが、『葬送のフリーレン』は人の営みや時間の積み重なりを丁寧に描く作風であり、それゆえに構成・描写ともに高い負荷と精度が求められる作品であることは想像に難くない。一話ごとの密度と読後感が評価されてきたシリーズだからこそ、緻密な調整のうえでの再開だったと受け止める声もある。

 連載再開にあたっては「ようやく戻ってきた」「待ってました!」といったコメントのほか、ファンアートも数多く投稿された。中には「エルフ時間で描いてる説」といったユーモア混じりの反応も。なお、7月31日発売の『週刊少年サンデー』35号では再び休載となり、次回掲載は8月6日発売の36・37合併号と予告されている。

 一方で、アニメ第2期の放送も正式にアナウンスされた。2026年1月より日本テレビ系にて放送予定で、7月5日にはティザーPVが解禁。フリーレン、フェルン、シュタルクらおなじみの面々が映されている。さらに、アニメ本編とは別に展開されているミニアニメ『葬送のフリーレン 〜●●の魔法〜』シリーズは、7月21日時点で16本が公開済み。こちらの次回更新は8月6日を予定しており、本編の再開と合わせて“フリーレンの日”となりそうだ。

 丁寧に綴られる言葉、行間に流れる時間、そしてキャラクターたちの小さな変化。『葬送のフリーレン』が届ける“物語”は、急がず、焦らず、それでも確かに歩を進めている。休載を経てもなお読者を惹きつけるのは、“共に時を過ごしている”という感覚がそこにあるからだろう。

 

 

 

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