プレシオサウルスなど古代の海生爬虫類の起源、生態、進化を徹底解説『太古の海の覇者 海生爬虫類図鑑』がすごい
ダレン・ナイシュ著『太古の海の覇者 海生爬虫類図鑑』（河出書房新社）が7月23日に発売される。
本書は、長い首を持つプレシオサウルス、魚竜類の代表格であるイクチオサウルス、後期白亜紀の頂点捕食者モササウルスなどはもちろん、知られざる種も多数掲載。
古代の海生爬虫類の進化の過程と、中生代の海をどのように支配したのか。これらの爬虫類が海中でどのように泳ぎ、移動していたのか。軟骨、皮膚、軟組織の解剖学的利点、海に生きる獲物を狩るのに特化した顎、海中で視覚、嗅覚、聴覚を働かせる感覚器官についてなど、徹底して解説される。
本書の後半では、サメのような形をした魚竜、長い首を持つプレシオサウルス、ワニのようなタラットスクス類、速く泳ぐモササウルス類、そして最初のウミガメといった主要な系統それぞれに焦点を当てている。
恐竜の時代に生きた海生爬虫類の起源、生態、進化、多種多様な各系統の特徴が徹底解説される1冊だ。
また本書の原題は『Ancient Sea Reptiles』（イギリス・大英自然史博物館刊）。日本語版監修は、貴重な古生物の化石や骨格標本を展示する国内屈指の博物館である群馬県立自然史博物館が担当した。
■書誌情報
『太古の海の覇者 海生爬虫類図鑑』
著者：ダレン・ナイシュ
価格：4,345円（税込）
発売日：2025年7月23日
出版社：河出書房新社
