【漫画】鬼マネージャーの思わぬギャップとは? キャラも画面も映える『マネすご』がSNSで話題沸騰

【漫画】鬼マネージャーの思わぬギャップは

人気の背景には“SNS映え”と“女子ウケ”?

ーー『マネすご』はXで何度も万バズになり、かなりの反響があったかと思います。率直にどう感じていますか?

えの:やっぱり“蓮見”というマネージャーの魅力のおかげで、反響を頂けたのかなと思っています。第一印象では厳しそうに見えながらも、実際はびっくりするほど親身で優しく、手厚いサポートをしてくれるのが彼の魅力で、ストーリーもその魅力を引き出せるように意識していますし、絵づくりも蓮見を軸に考えているので、そこが伝わったのかなと……! 本当に嬉しいコメントばかりで、ありがたいです。

ーー蓮見といえば、やはりギャップがあるところにグッときますよね。

えの:一見クールで冷たいような印象があるんですけど、実は部員にかける言葉が優しくて、親身なんです。そういう“いいギャップ”をいかに引き出すかを考えています。また、最初は部員に怒鳴っている姿を見せて、次の瞬間はめちゃくちゃ優しいという切り替えも、見せ方として考えて作っていますね。

ーーギャップはSNSでも映える要素のひとつですが、そういったことも考えての設定なのでしょうか?

えの:そうですね。『マネすご』は、最初から完全にSNSを意識していました。もともと別の作品の連載を準備していたのですが、そちらが頓挫してしまって。SNSでウケるようにキャラクターを改変して、いまのかたちになったんです。

 蓮見は、以前の連載の登場人物のなかでも、1番女子ウケするキャラクターだったんです(笑)。口が悪いけど世話焼きという性格だったのですが、それをめちゃくちゃとがらせて、いまの蓮見になりました。そもそもマネージャーでもなかったので。

ーーそうなんですか?

えの:もともと主人公は桜田だったのですが、桜田があまりSNS向きではなくて……(笑)。

ーー桜田はガタイのいい男キャラで、蓮見とは対局の存在ですよね。

えの:そうなんです。それもあって主人公を入れ替え、さらに蓮見をプレイヤーではなくマネージャーにするなど、SNSでの見え方を考えて改変しながら作り上げていきました。

ーー今回投稿されたエピソードでとくにこだわって描いた部分はありますか?

えの:今回は雨のなかで練習をする話なのですが、前半はずぶ濡れになってぶつかり合っている激しさを描いていて。コマも斜め割りで変則的な描き方をして、動きを出しました。そして後半は、蓮見がひとり静かに仕事をしていて、前半とは違う時間の流れを意識して描きました。どちらかというと、この話で描きたかったのは後半の方で。普段は蓮見の顔をメインで描いているんですけど、後半は全然顔が出てこないんです。

ーーたしかに……!

えの:ちょっとした所作や小物を写すことで、ひとコマのなかでゆっくりと時間が流れる様子を表現できたらな、と思いました。

ーー最後に、今後の展望についてお伺いできたらと思います。『マネすご』は2025年8月27日にドラマCDの発売が決定していますよね。

『口の悪い男子校マネージャーのサポート力が凄すぎる』©︎えの/コルク

えの:そうなんです。実は収録現場にお邪魔させていただいたんですけど、声優さんの熱量や演技の迫力に直に触れて、すごく感動したんです。第2弾もできるように頑張りたいなと思いました。実際に声優さんの演技を見ることで、自分のなかでも登場人物の解像度がめちゃくちゃ高くなったような気がします。これからは、その経験を取り入れながら、作品を描いていきたいなと思いますね。

■『口の悪い男子校マネージャーのサポート力が凄すぎる』ドラマCDの詳細情報はこちら:fwinc.co.jp/news/101841/

©︎えの/コルク

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