FANTASTICS、メンバー同士の仲睦まじいショットに脚光 『DAY OFF』が2025年上半期ベストセラーランキング1位の快挙

FANTASTICS、仲睦まじいショットに脚光

 FANTASTICSの勢いが止まらない。

 先日、日販の2025年上半期ベストセラーランキングが公表された。その中の写真集部門にて1位を獲得したのは2024年末に発売された『FANTASTICS写真集 DAY OFF』である。

 グループとしては2冊目となる同写真集は、FANTASTICSのメンバー9人がのんびりホカンスを満喫したり、カルチャーに触れたり、温泉につかったり……といった、まさに“DAY OFF”な一冊。仲の良さが溢れる“素”なFANTASTICSがぎゅっと詰まった1冊だ。

 SNSでも話題になった『後藤真希 写真集 flos』や『乃木坂46 与田祐希3rd写真集 ヨーダ』など、女性アイドルによる写真集が数多発売された2025年上半期。その中で、FANTASTICSが首位を獲得した理由はなぜなのか、分析してみたい。

 FANTASTICSといえば、やはり印象的なのは個人仕事にも勢力的であるということだ。例えば、2024年を振り返ると映画『矢野くんの普通の日々』そして映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』という2本の映画で、ボーカルの八木勇征は主演を務めた。もちろん、彼の活躍の場は映画だけではなく、テレビドラマから配信ドラマなどにも出演。2025年に入ってからも、テレビドラマ『あやしいパートナー』で齊藤京子とW主演を務めたり、8月に公開を控えている映画『隣のステラ』では、福本莉子とのW主演を務めている。まさに映像界を盛り上げる存在として、欠かせない存在の1人だ。

 ただ、この個人仕事の勢い、なにも八木に限った話ではない。もう1人のボーカル、中島颯太、そしてパフォーマーの世界、佐藤大樹、澤本夏輝、瀬口黎弥、堀夏喜、木村慧人と全員が何かしらの形で2024年から2025年にかけて演技仕事や声優仕事で活躍中。それも当たり前のように複数の作品に出ているのだから、ファンとしては嬉しい悲鳴をあげている印象だ。

 このような個人活動の結果、作品のファンや共演者のファンなどを、グループのファンとして取り込んでいるではないかという相乗効果が容易に想像できる。

 一方、グループに目を向けると、メンバーが出演した作品の楽曲タイアップが多い印象もある。実際、今年の2月に発売したミニアルバム『Dimensional Bridge』に収録されている楽曲は6曲中すべてがタイアップ曲という豪華な内容に。それゆえ、ファンはもちろん、番組や作品をきっかけに「この曲知っている!」という人も増え、そこからFANTASTICSが気になり、ファンになり…といった構図ができているように思える。

 実際、昨年には初のアリーナツアーを成功させるなどグループとしても勢いづいているFANTASTICS。個人活動をしながらも、それぞれがグループの中で自分にできること、自分がすべきことなど個人の魅力を研磨しながら、グループとしての総合力を増している印象を受ける。

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