AKIRAの予言・ロボットが人間を助ける世界……漫画で描かれた世界はどこまで現実化した？

AKIRAの予言とは

　1982年から90年まで『週刊ヤングマガジン』で連載された大友克洋原作の『AKIRA』。最近でも大友克洋に関する展覧会が開催されるなど、『AKIRA』はもとより大友作品は世界中で現在でも読まれている。中でも『AKIRA』は、2020年の日本を予言したとして、大きな話題になった。

　『AKIRA』は2020年に東京オリンピックが開催予定となっているうえに、開催に反対する描写も見られる。開催まであと147を告げる看板に「粉砕」「中止だ中止」と落書きされるシーンも。また、別のカットでは新聞記事「WHO伝染病対策を非難」とも記載されていた。

　現実に訪れた東京オリンピック開催前と不気味なほど似ている状況に「予言書」「ノストラダムスだった」などと、驚きの声が上がることになった。

　まだまだ現実になっていないことも多い漫画で描かれる世界。人間の生活を豊かにするような技術や現象が現実になることを期待したい。