まるでハライチの漫才? 『葬送のフリーレン』公式Xの言葉遊びが面白い

『フリーレン』公式Xの言葉遊びが面白い

 大ブレイク中の異世界ファンタジー漫画『葬送のフリーレン』公式X(@FRIEREN_PR)が、アクティブにファンを楽しませている。世間の話題に合わせた本編エピソードやカットの公開が盛んに行われ、グッズやキャンペーンの紹介に壁紙プレゼントと、連載やアニメが進まない間もポストが続く。直近の定番ネタになっているのが、フリーレンのぬいぐるみを使った言葉遊びだ。

 11月23日の勤労感謝の日には、「勤労のフリーレン」としてオフィスの片隅で仮眠をとっているフリーレンの姿を公開。キッチンでの「包丁のフリーレン」、アクロバティックに宙を舞った「空中のフリーレン」、蝶が鼻先に止まった愛らしい構図の「蝶々のフリーレン」、また同人誌即売会「コミティア」の「少年サンデー/サンデーうぇぶり」ブースで収めた「出張のフリーレン」など、基本的にはタイトルの「葬送」をもじったものが多い。11月25日には、1ヶ月早くクリスマスを謳歌する「尚早のフリーレン」がポストされた。

 一方で、麻雀卓を囲み、最初の打牌が当たり牌になってしまっている「早々のフリーテン」(フリテン)や、クリスマスの定番菓子「シュトーレン」をフライング気味に味わっている「早々のシュトーレン」など、お笑いコンビ・ハライチの「語呂合わせ&ノリボケ」漫才に通じるような捻りの利いたポストも。SNS担当者のセンスが光る内容だ。

 『葬送のフリーレン』は勇者が魔王を打倒したあと、悠久の時を生きるエルフの魔法使い・フリーレンが“人間を知る”旅を続ける物語。シリアスで切ない展開も多いが、牧歌的でゆるい日常の描写も魅力的であり、公式Xが作品に上手く寄り添いながらファンを楽しませている、という印象がある。「週刊少年サンデー」での連載、またすでに制作決定が発表されているアニメ第2期の放送を楽しみにしつつ、SNSもチェックしたいところだ。

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