『らんま1/2』はヒロインが多すぎ!? 天道三姉妹からシャンプー、九能小太刀まで主要キャラの“女子力”を分析
累計発行部数5300万部超えの名作漫画『らんま1/2』。10月より完全新作アニメ化が決定している本作には、水を被って女性の姿になった乱馬や、その許嫁である天道あかねをはじめ魅力的な女性キャラクターが多く登場する。本稿では、最も「女子力」が高いのは誰か?という視点で主要女性キャラの魅力を掘り下げたい。
天道家の3姉妹で最も女子力が高いのは?
『らんま1/2』の第1話は、中国で修行していた早乙女乱馬とその父、玄馬が来日し天道家にやって来るところからスタートする。玄馬と、天道道場の道場主でもある天道早雲との昔の口約束で、乱馬と天道家の三姉妹の誰かが結婚することになっており、その許嫁を決めるためだ。長女かすみと次女のなびき、そして三女のあかねの中で、ストーリー上で乱馬の許嫁となったのはあかねなのだが、「女子力」や「結婚するなら」という観点で比較してみると、実は姉2人に軍配が上がる。
例えば、長女かすみだ。公式によれば、他界した母親に代わって天道家の家事一切を切り盛りしているのは彼女。破天荒な父、早雲に対してしっかり者で穏やか、かつ優しい性格として描かれており、あかねやなびきが高校生であることを考えると年齢的にも結婚適齢期なのは彼女だろう。さらに、接骨院の若先生で拳法の達人である東風先生(実はあかねの想い人)は、かすみに想いを寄せているのだ。家事ができるしっかり者のかすみ。三姉妹の中で最もあたたかい家庭を築いていけそうだ。
対する次女なびきは、公式によればクールなリアリスト。お金に厳しく、稼げる時はきっちり稼ぐ「デキる女」だ。またコミックの中で、あかねが武道の稽古をしている姿を見て、「んなことばっかりやってるからモテないのよ」というシーンがあったり、反対に「あたしはおねーちゃんと違って男なんか、大っ嫌いなの」と妹から言われていることから、男好きでそれなりにモテる女性であることは明白だ。また、剣道部主将の九能帯刀と同級生で、作中に彼をいじったり軽口をたたき合ったりしているシーンが登場することから、三姉妹の中では一番男慣れしており、コミュニケーション力も高そうだ。
気立がよく穏やかなかすみと、できるモテ女のなびき。もしあかねがヒロインでなければ、乱馬がどちらを選んでいたのか予想してみるのも面白いかもしれない。