「旅と鉄道」の原点である“鉄道旅行”に立ち返ったリニューアル号に注目

「旅と鉄道」リニューアル号に注目

 雑誌『旅と鉄道』(イカロス出版)は、鉄道旅行を愛する人々に向けて1971年に創刊された。2009年より天夢人がブランドを継承し、発行を続けてきたが、2024年4月1日に天夢人がイカロス出版と合併したことにより、現在はイカロス出版から発行されている。

 2024年8月21日発売の「旅と鉄道」10月号より、『旅と鉄道』の原点である、“鉄道の旅を楽しむ”“鉄道の旅を通じて、その地域をより深く知る” というテーマに一層フォーカスした誌面刷新を行う。また、あわせて「駅前銭湯」や「ユースホステル」「廃線跡あるき」といった鉄道の旅をより深く、おもしろくする連載を新たにスタート。期待したい。

 巻頭特集は、全国に残る懐かしい木造駅舎を訪ね、駅周辺の落ち着いた古い街並みを訪ねる旅に、読者を案内する。「長良川鉄道」は、郡上八幡に代表される昭和の面影が残る街を、単行のローカル列車で巡る。沿線には、国鉄時代からの木造駅舎が残り、旅人を楽しませてくれる。「小湊鐵道」では、キハ40を使用した観光急行列車で、クラシカルな木造駅舎巡りを。さらに、全国から厳選したおすすめの木造駅舎を紹介する「木造駅舎100選」や、わたらせ渓谷鐵道の足尾駅のディテールを特集している。

 115系電車をドーンデザイン研究所でリニューアルした「ろくもん」で、旧信越本線の旅を楽しむ。車内でのサービスや沿線の歓迎の模様などを含めて、観光列車「ろくもん」の旅のディテールを深堀りする。

 各地で奮闘する中小民鉄を訪ね歩く旅。列車を動かす人たちの「鉄道」や「地域」への想いを聞いて、その土地ならではの食や風土を味わう旅に案内する。今回は、西九州新幹線開業で注目を集める長崎県の島原鉄道を訪れる。運転士や観光列車「カフェトレイン」のアテンダント、駅員の方おすすめの「島原半島」を紹介する。

書誌情報

書名:旅と鉄道2024年10月号
発売日:2024年8月21日(水)
ページ数:128ページ
サイズ:A4変型
定価:1485円(本体1350円+税10%)

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