【2024.7.30 週間漫画ランキング】作中最大の緊張感を伴う『宇宙兄弟』最新巻が1位 最終局面の『【推しの子】』も絶好調
記録的猛暑が続く2024年の夏。パリ2024オリンピックの熱気も相まって、気温以上の熱を感じている方も多いのではないだろうか。日本が今年一番の熱さを感じている中、日販調べの週間漫画ランキングで、小山宙哉の『宇宙兄弟』44巻(講談社)が初登場1位を獲得した。
本巻では作中で最も緊張感あるシーンが掲載。幼い頃、兄弟で交わした宇宙飛行士になるという夢を叶えた彼らは、共に宇宙という大舞台に立っていた。数々のトラブルや困難を乗り越えてきたムッタだが、今回は乗組員全員の命がかかっているという、これまでで最大のプレッシャーがかかるミッションに挑む。
1.宇宙兄弟(44)/小山宙哉/講談社
2.【推しの子】(15)/赤坂アカ・横槍メンゴ/集英社
3.終末のワルキューレ(22)/アジチカ・梅村真也ほか/コアミックス
4.呪術廻戦(27)/芥見下々/集英社
5.スーパーの裏でヤニ吸うふたり(5)/地主/スクウェア・エニックス
6.ONE PIECE(109)/尾田栄一郎/集英社
7.GIANT KILLING(64)/ツジトモ・綱本将也/講談社
8.地縛少年花子くん(22)/あいだいろ/スクウェア・エニックス
9.異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する(6)/港川一臣・美紅ほか/KADOKAWA
10.わたしの幸せな結婚(5)/顎木あくみ・高坂りとほか/スクウェア・エニックス
2位には先週から1つ順位を落とした、赤坂アカ・横槍メンゴの『推しの子』15巻(集英社)がランクイン。アニメ2期も佳境を迎え、原作者・アビ子と脚本家・GOAの和解や、黒川あかねの照れ顔など、話題が尽きない。
さらには、コスメブランドTIRTIR(ティルティル)と本作がコラボされると発表。作中のメイン女性キャラクターである、アイやルビーら4名がパッケージに登場する。コラボの話題も相まって、単行本を手に取る人も増えることだろう。
続く3位には、先週10位からTOP3入りを果たした、アジチカ・梅村真也らによる『終末のワルキューレ』22巻(コアミックス)。最終10戦目の沖田総司vsスサノオノミコトが始まった。
神と人間の代表者が戦い、その勝敗で人間の存亡を決めるラグナロク。完結までのカウントダウンを予感させつつも、その熱を失うことはない。前巻21巻発売時点での累計発行部数は1600万部を突破しており、本巻での伸びに期待が高まる。
5位は、このマンガがすごい!WE2023」男性部門で7位に入った、地主による『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』5巻(スクウェア・エニックス)が初登場でランクイン。疲れた中年サラリーマンとスーパーの店員が、喫煙所で紡ぐ密かなラブストーリーに注目だ。
7位には、ツジトモ・綱本将也による『GIANT KILLING』64巻(講談社)。一進一退の攻防が続く鹿島対ETUの試合は後半戦へ。熱い試合展開の中、早乙女と五味の現役時代からの繋がりが描かれるストーリーに、ページをめくる手が止まらないことだろう。
8位は、あいだいろによる『地縛少年花子くん』22巻(スクウェア・エニックス)。2020年にアニメ化された本作は、2024年10月に続編4話が先行放送される。さらに翌年1月からはアニメ2期の放送が決定。ボルテージが上がり続ける本作に注目してほしい。
※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/