富士山誕生の秘密とは? 火山として「富士山」を再解釈『10万年の噴火史からひもとく富士山』

富士山を再解釈『10万年の噴火史からひもとく富士山』

 書籍『10万年の噴火史からひもとく富士山』(曽布川善一:著)が6月17日に山と渓谷社より刊行された。

 約10万年前に現在の原形ができた富士山は、噴火と崩壊を繰り返し、樹海や湖、湿原、滝、溶岩洞穴などさまざまな景観を生み出した。本書では二十余年にわたり富士山に通う写真家が写し取った富士山の美しい写真と解説で、火山としての富士山をとらえ直し、紹介する。

 序章「富士山 火山の成り立ち」では、富士山がなぜ、あの場所で今の形になったのかを、主に火山学の見地から解説。

 本章「噴火がつくった富士山の世界」では、山頂火口、樹海、湖、湿原、滝、溶岩洞穴、氷筍などについて、どのようにしてその地形ができたのか、実際にその場を訪れた写真家による美しい写真とともに解き明かしていく。

■著者紹介
曽布川善一(そぶかわ・よしかず)
1958年生まれ。神奈川県横浜市在住。2002年に独立。独学で写真を始める。富士山をテーマとし、富士山麓から山岳、富士山中をフィールドに撮影活動を行なう。2020年、2022年、2024年に個展を開催。公益社団法人日本写真家協会会員。
https://www.mfujisobu.com/

■書誌情報
書名:10万年の噴火史からひもとく富士山
著者:曽布川善一
発売日:2024年6月17日
定価:2,530円(本体2,300円+税10%)
判型:B5判並製
ページ数:オールカラー128ページ
ISBN:978-4-635-53075-0
https://www.yamakei.co.jp/products/2824530750.html

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